ひろちゃんの車ずーっとある。


電話もひろちゃんが出る。


ひろちゃんおる?


ひろちゃんひろちゃんひろちゃん。。。



これが少ししんどくて。


今日はしんどくなって。

もうお話ししたくない。を全部ありがとうございますの言葉に置き換えた。

とにかく帰って。


あなた方はひろこが会いたい人ではない。、



転勤で生活した誰も知らない東北生活は

鈑金屋のお嬢さんのひろちゃんから逃れた。



今一切絡んでなかった会社関係の人と少し

絡むことがある。。


あとはお嬢さんが継がれるのですか?の質問に絶句する。



こんなん聞いてないし。。


お父さんひろこ巻き込まないでよ。。


と今日の昼間父の何気ない一言に


真横に座り話をする。


ひろこの耳は敏感で。


ピアノの音でも不協和音に


耳が痛くなる。


これは音の世界だけではなく。


言葉の世界でも同じで。


悲しい言葉回しに耳が反応して。涙しながら


お父さんなんで?(そんな思考と言動なん)



長男次男が見守る中。


ひろこのお父さんなんで?


が虚しく響く。



バタバタした生活の中で母をとにかく助けたい。

なんなら前みたいに自転車のってほしい。

その光がなくなっても相変わらずバタバタで。



まるでクイズ番組の早押しボタンを押すかのように。即座に答えて。はい次!はい次❗️て用事を片付ける。



ひろこは間違ってますか?と息子たちに呟いて。

お買い物と銀行に行く。


帰ると

洗濯物が取り込まれ。全部綺麗に畳んであった。