前回の続きです。
パチンコ雑誌のことや解析のことを書きました。
当時のパチンコが面白かったのは、連チャンが表向きは禁止されていたからってことが大きいんだなと改めて思います。
表向き禁止されていたから、プログラムに思い切り連チャンのことを書くのではなく、各メーカーが工夫を凝らして連チャンを仕込み、ユーザーや雑誌はその仕組みを知ることが面白かったと思うのです。
連チャンに関して言えば、今はSTでも一種二種混合でも、いくらでも合法的にやれちゃうようになりましたよね。
そうでなくてもブラックボックス化しているのでそもそも解析が出来ないわけですけど。
昔のようなワクワクがない一因じゃないかなと思います。
既に30年以上前にメーカーは驚くようなプログラムを仕込んでいたわけで・・・そう考えると、今はもう何を仕込まれててもおかしくないなと思ったりもします。
疑心暗鬼になる人もいるでしょうけど・・・パチンコはしょせん遊びと割り切れれば、そう考えた方が面白いんじゃないかなと個人的には思います。
ブログを開始して既に16年目・・・私も老人一歩手前の状態になり、なんか悟ったような語り口になってしまいますがすみません。ちなみに最初は『初老』と書こうとしたんですが・・・調べると初老って40歳なんですね!?40はとっくに過ぎてますから私は。
話がどんどん逸れてしまって本題に戻ります。
90年代初頭のパチンコ台は不親切でした。
『〇〇を狙え!』『右打ちしろ!』等の支持は一切出ませんでした。
雑誌で調べるか、周りの客の真似をするかするのが基本でした。
フルーツパンチはデジタルが揃ったらすぐに右打ちし、最初に6秒程度開く電チューに玉を入れないと出玉はゼロになります。
電チューはデジタルが揃ったらすぐに開くのでオロオロしてるとあっという間にパンクする初心者泣かせのところがありました。
当時の典型的な2回ワンセット権利物のツインズです。
2回ワンセットになってることを台から教えてくれる表記はあったかもしれないけど初心者が分かるような形ではありませんでした。
アタッカーを開かせるチャッカーにまだ回転体がない頃の台で、単発打ちしないと出玉を損する可能性がありました。
そんなことも知らない人は全く分かりません。
あまりに親切過ぎるのもどうかと思いますが・・・色々教えてくれる機能はほとんどなかったのがこの頃です。
段々親切になってきたなと思えてきたのは、表示できる情報が増えた液晶モニター搭載台が増えて以降だと思います。
あっ、親切だな~と最初に思ったのは、液晶ではない三星のオークス2です。
フルーツパンチ同様の一般電役で、やはりデジタルが揃って最初に開く電チューに玉を入れないといけなかったんですが、揃ってすぐには開かずに、開くまで「3・2・1」とカウントダウンが表示されてました。
この機種は左打ちのままで大当たりを消化でしたのですが、デジタル左右にある電チューのどちらにでも入れればいいので、デジタルに↔の表記がされました。
この台を打つ頃の私は不親切な時代を経験してきていたので、さっさと開いてくれてもいいのに・・・という思いはありましたが、よく考えると知らない人には親切な台なんだな~と妙に感心したものです。
ちなみにオークス2は大好きな台。様々な法則を知るとより楽しめ、初当たり確率は高めで遊べて面白い私好みの台でしたね。