しばらく更新をさぼっている間に衝撃のニュース!!西陣の廃業・・・
奥村の倒産と並んでショックな出来事でしたが、昨今のパチンコでの西陣の状況を見ると、申し訳ないけどその覚悟があったというか・・・不思議なことではありませんでした。
平成初頭の西陣は、黄金期と言えるのではないでしょうか?
当時は三共・平和・西陣が『桐生3大メーカー』として業界を牽引する存在でした。
パチンコ屋の設置機種の約4割位は羽根物で、そこで一際存在感があったのが西陣でした。
とにかく出す台全てが、思わず座りたくなるような楽しそうな顔(役物)をしていましたし、実際に役物がよく工夫されていました。
スシ五郎、もちあげ隊、パチンコ大賞、ドッカン島、おジョーズランド等々・・・
役物はコミカルなキャラクター物が多かったと思いますが、キャラはなくても印象深いのがマッハシュート
賞球違いの兄弟機がありましたが、その中で実際に打っているのは写真の『マッハシュート11』のみ。
羽根が開いた時の音楽・ファンファーレ・大当たり中の音楽全部覚えています。また聴きたいのですが、現在この音楽が聴けるサイト(動画)に出会ったことがありません。
ネットにあるのはマッハシュート13ばっかりなんですよね~音楽が全然違います。
三共のうちのポチもそうですが、兄弟機で音楽が違うのが当時は普通にあったみたいです。頻繁ではなかったと思いますけど。
マッハシュートは一定速度で回る回転体の役物だったので、ドツキでV入賞率を高めることができ、皆ガンガン上皿を叩いてました。おかげで上皿が割れていることが多かったと記憶しています。
また当時は今よりも一台を長く設置していたこととおおらかな時代だったこともあって、西陣の台に限らず釘抜け有りや役物の一部・チャッカー入賞口のプラスチック等が割れたまま使われていた台も結構ありました。
新要件になり、西陣の新要件羽根物一発目に出たニューモンローも大ヒットしました。
当時ほとんどの店に設置されていた印象がありますが、私は新要件になった直後の羽根物はあまり打っておらず、思い入れもその分ないんですよね。
同時期に三共のサンダードラゴンや、平和のニューヨーカーとかありましたけど。
あまり打たなかった理由は『とにかく当たりにくくなった』という印象が一際強くなったため。
少額で当たりを楽しむというよりも、ここで一発当てればみたいなギャンブル台になってしまい、それだったらデジパチでいいかという感じになりました。
デジパチの西陣は『 カクカクした液晶 』が一番の印象です。
解像度が格段に向上した現在のレベルではもちろんのことですが、当時としても液晶が荒いな~と思っていました。
しかし!それと面白さはまた別物です。
今と比較するとどのメーカーも音質はチープでした。でも、気持ちが伝わればいいんです。
ゲームもそうだと思いますが、ファミコンのチープな画質でも面白いゲームは面白かったですよね。
液晶に関してはチープだからこそ雑な演出でも許されて、想像を膨らますことができたんですよね。
これは一時期の平和の液晶でも思っていました。チープだからこその良さがあるというか・・・。
CRが登場して、西陣は花満開で大ヒットしました。
しかし、私はこれあんまり打ってないんですよ・・・
花満開がヒットしていた頃は、波荒台としては藤商事の連チャンアレパチアレジンやアレンジマンに夢中になっていました。
波荒台になるのか分かりませんが・・・パーラーキングはちょこちょこと打ちました。
アレジンを好んで打っていたので説得力はないのですが・・・理不尽なハマリを避けたいと当時思っていました。
パーラーキングは単発回しをしていれば意図的なハマリをさけることができ、1/208の高確率で初当たりをとることができるのが魅力で打っていました。
逆に大当たり後は連続回転を続けることで連チャンを狙うことができました。細かいことは忘れてしまいましたけど。
どうあがいても当たりもハズレも連チャンする波荒台の花鳥風月は、デジタルや音は凄く好きだったのですがあまり打ちませんでした。
思い起こすとまだたくさんの西陣パチンコが蘇ってきました。
折を見てまた扱いたいと思いますが、羽根物の市場が縮小するにつれて西陣の勢いも縮小していった感は否めない気がします。
やっぱり何か寂しいですね・・・。