平成の初頭に登場して、今なお続くシリーズ機種の初代を今回から採り上げます。

どこが人気だったのか等を振り返れるといいかなぁ・・・

ずっと続いているシリーズ機なので、基本的には大ヒット機種ばかりになるのではと思います。

 

第1弾は『 大工の源さんシリーズ 』

現在は、源さんといえば爆裂機・韋駄天だと思いますが、初代も爆裂スペックで一世を風靡しました。

当時のフルスペック(1/3で確変以後2回継続・途中確変を引けばそこからさらに継続)に、初めて時短が追加されたことが大きな特徴。

とはいっても時短があるのは確変が終了した後の100回時短のみで、通常当たりの時は何もなし。

当時のCR機は設定がある機種が多く、源さんにも3段階の設定がありました。

おそらく最も悪い設定がデフォルトだったと思いますが、その確率は約1/430。

なので時短をスルーすることが圧倒的に多かったのですが、まれに引き戻すことがあり、他のフルスペックデジパチよりは10連以上に発展する確率が高かった印象です。

 

ちなみに当時は当たりによってラウンド数や出玉が変わる台というのはほとんどなく、大当たりの出玉はほぼ全部一律でした。

源さんは、何で当たっても出玉は2400個。10連すれば24000発なので爆発力はあったと思います。

私自身の記憶では、15連が最高だったような・・・

 

それよりも何よりも、源さんといえば大ハマりの印象が圧倒的に強いです。

ちょこちょこと打っていましたが、とにかく当たらない。

源さんが盛況だった頃は、台毎のデータカウンターは出始めだった頃で、まだない店の方が多かったように思いますが、1000~1500回ハマリは当たり前でした。

デジタルの消化スピードが速くはなかったと思うので、ハマるとお金はもちろんですが時間をとられるのが辛いものでした。

 

なかなか当たらないことが分かってはいても、『当たるかも?』という気にさせるスーパーリーチはよくできていたと思います。

それぞれのリーチにドラマがありました。

通常熱かったのはコンベヤリーチ。

スローのままだとほぼハズレだけど高速になれば激熱、通常図柄だと当確で嬉しいというよりもちょっと残念。

ほとんどハズレだけどなぜか熱いクレーンリーチ。

2回目に下ろしてきたのが当たり図柄で『やった!』と思ったらまた持ち上げてしまいハズレ・・・・

進行コマ数が決まっていてハズレ確定の時があるお祈りリーチ。

滅多に出現しない通常時の全回転で通常図柄当たりだった時の虚しさ。

 

人気機種だったゆえオカルトも多くありました。

有名なのは『炎スベリの3・源・源』でしょう。

大当たりが近いリーチ目と言われていましたが、出現したことは一度もありません。

炎スベリなしなら出たことはありますが・・・確変図柄で炎スベリが入ると大抵テンパイするんですよね。

計算上その出目は大当たりよりも出現率が低いとのこと・・・。

 

源さんは納得の人気機種でしたが、その後の後継機はどれもさっぱりでしたよね・・・

実際、私も後継機はほぼ打っていません。寿司屋の大将を一回くらい打ったかもしれない?くらい。

韋駄天で久々に第一線に蘇った源さんですが、当時の面影は全くないですね・・・。

 

時々、源さんとスロットのドンちゃんがごっちゃになることがあります(笑)。