今回は三共の業界初話。
三共といえばドラムであり、ドラムの歴史が業界初の歴史と被るものも多い。
ドラムの歴史はこれまでにも触れているのだが、あらためて別枠で書こうと思ったので今回はドラム以外の話。
まずは・・・ドラムと並んで三共を象徴する存在である、フィーバーパワフル・・・の初代Ⅲ
これの9面マルチモニターも業界初にはなるわけだが・・・それだけならネタにはしない。
私が業界初ネタにしたかったのはこれ
玉が発射されたレールの先に付いている物体。
おそらく現在は全てのパチンコ台に付いていると思う。パワフルⅢが業界で初めて付いた機種と認識している・・・違うかもしれんが。
これ、何のために付いているのかといえば『 戻り玉防止のため 』
これがまだなかった頃のパチンコ台は、メーカーや機種(台枠)・ゲージにより程度は違ったが戻り玉があるのが当たり前だった。
バシャン!!と戻ってきて不愉快な思いをしたオールドパチンカーは多い。
特にチャンスタイムのある機種など、タイミングを求められる場面で結構やらかしてしまったり。
戻り玉防止ストッパーが付いてからは飛躍的に戻り玉がなくなった。シンプルな物体だが影響は大きい。
テレビでパチンコを打つ企画がよくあった『 Daisuki! 』という番組の中で、榊原郁恵がこのストッパーを見て『 これカワイイ! 』
と言っていたのが印象に残っている。
彼女は当時初心者だったが、ここに着目する初心者はなかなかいないんじゃないかと思った。
次に・・・オロチョンパⅡ
現在では当たり前になっているが、タイアップパチンコの業界初だ。
現在は芸能人よりもアニメや漫画とのタイアップが多くなっている気がする。版権のこと等色々な理由があるのだろう。
タイアップパチンコの第一弾は、河内家菊水丸という香ばしいタイアップ・・・というか失礼ながら自分は知らない人だった。
役物やゲーム性には新鮮味がなく、あまり打たなかった。
もう既に羽根は閉じているのに『 それいけ~! 』みたいなボイスが流れるのが虚しかった印象。
このオロチョンパよりも、タイアップ第二弾のOL娘Ⅱの方を打っている。
こちらも新鮮味は薄かったのだが、ボイスが女の子で全体的に明るい感じが良かったのかな。そんなに夢中になった機種ではないが。
パンクした時の『 も~!サイテ~!! 』のボイスにはちょっとムッときたもんだ。
探せば三共の業界初・・・ドラム以外でもまだありそうだけど思い出したらまた書こう。