メーカー豊丸の業界初の続き。

 

機種は勝負伝説

電動チューリップの連動で出玉を得る一般電役。

CR機が登場する前のパチンコ(現金機)に連チャン規制が入り、登場するデジパチが確率1/200~1/210・出玉約2400個のノーマル機ばかりになってしまった時、デジパチよりはゲーム性に幅を持たせられる一般電役が多く登場したが、その頃の台でその中でも初期の一般電役である。

確率は1/220で、出玉は釘調整にもよるが私が打っていた店では2800~3000個近くの出玉があったと思う。

 

一般電役といっても専門的な知識は不要で、デジパチと同じようにデジタルを回し、図柄が揃ったら右打ちするだけでよい。

ヘソが通過式だったことがデジパチとの大きな違いである。

 

この機種の業界初は『 予告機能 』だ。

当時のデジタル機にはリーチアクションは色々と登場していたが、今では当たり前の該当デジタルが停止する前の予告という機能はまだ存在していなかった。

この機種はデジタル回転中背景の襖に描かれた赤い花が開いたり閉じたりするのだが、これには意味はなかった(と思う)。

だが・・・ひとつだけある青い花は通常閉じたままなのだが、これが開くと大チャンスとまではいかなかったが、そこそこチャンスだった。

↑青い花が開いている図

これだけの予告機能だが、こういった機能は業界初だったと思う。

 

豊丸にはまだある。コマコマ俱楽部2

↑コマコマ俱楽部2(現金機)

確率1/234 出玉(確変図柄の場合約1700個、通常図柄の場合約2400個)

1/3で確変&継続

 

この機種をこのブログで取り上げるのは初めての気がする。

スペックは上記の通りで、私が好きなスペックである。1/3で確変&継続。

CRではないので確率は鬼のように低いことはなく、そこそこ当たる確率。

CRではないので確変は小当たりのみで、メインデジタルでハマることもあり得るという台だ。

確変のみ継続ラウンド数が異なるのだが、そんなに珍しいものでもなく、スペック的にはまぁ普通の現金確変機なのだが・・・

 

この機種、今では当たり前の『 大当たり図柄再抽選機能 』を備えた業界初の機種。

登場当初、確変図柄のリーチで当たることもあり、通常図柄で当たった後確変図柄に昇格することもある・・・

ということは、確変は1/3より高いのでは??という疑惑があった。

だが蓋を開けてみればそんなことはなく確変は1/3。

再抽選がある分、直接確変図柄で当たることは少ないというものだった。直接当たることは絶対にない図柄もあったような・・・・

もし覚えてる方いたら教えてください。

業界初の機種ながら、昇格はあっても降格はないのが良かったと思う。

あとの機種で降格することがある台が出てきたので・・・・・

 

豊丸の業界初はもうひとつ。デジパチ甲子園

勝負伝説のとこで書いた、連チャン規制後に出た現金機ノーマルデジパチ。

確率は1/205 出玉は約2400個で、連チャンも確変も時短も何もない。

 

この機種の業界初は、下のスーパーリーチ

通常、リーチ中は4人の女の子は応援団の格好(ポンポンガール?)なのだが、スーパーリーチに発展するとレオタードになり画面の4辺が明るくフラッシュする。

スーパーリーチ自体は珍しくも何ともないのだが・・・このリーチに、メーカーが公式に名前を付けたのが業界初である。

リーチの名前は『 青春の輝きリーチ 』

それまでは、攻略雑誌等が独自にリーチに名前を付けていた(それでも当初はロングリーチという呼び名が多かった気がする)のだが、この機種以降メーカーが名前を付けて発表することが増えていった。

 

細かい部分を探せば、まだ豊丸が作った初の機能があると思うが、今回はこれまで。

豊丸はパチンコメーカーの中では中堅メーカーになると思うのだが(失礼)、振り返るとなかなかの先駆者的メーカーだったわけだ。