今回はCRサイころんのリーチやゲーム性について。
CRサイころんのは、おサルのかごやとすごろくゲームがモチーフかと思う。
デジタルにはおサルのかごやのキャラとサイコロがあり、サイコロが出目である。
出目は数字の1~9と、サイコロの1~6・・・なので15面体のサイコロだ(笑)
確変図柄は数字の3、5、7とサイコロの1。なので確変突入率は4/15だ。
5/15の確変突入率のフルスペック機が多かった中、初当たり確率を高めた分これが低くなっている。
デジタル停止順序は左→右→中で、左右が同じ図柄ならリーチ。
CRサイころんは予告の類は一切なく(出目のスベリや戻り・二段階などもない)、リーチはノーマルを含めて3種類だけ。
中出目のサイコロがひとつずつ進行するのがノーマルリーチ。
ひとつずつ進むのだが、即止まることはほとんどなく1周以上することが多かった。
後述するが、ノーマルで当たることも多かったので図柄が近付いてくると結構ドキドキした。
次に・・・ノーマルから中出目が5コマほど?進んでから、煙と共にかごやのキャラが変身するのがスーパーリーチ。
サルに変身すると、誰が投げるのか知らないが後ろからバナナの皮が飛んできて、それに滑って中出目も滑る『つるりんダッシュリーチ』になる。
図柄は高速回転後にピタッと止まって、そこからさらに動くことはない。なのでドキドキするというよりも結果を見るだけである。
サルではなく忍者に変身したら、今度は後ろから爆弾が投げ込まれる『爆弾リーチ』
図柄は高速回転後、爆弾が爆発して止まりそれが結果。サルに変身するリーチと同様で、打ち手は結果を見るだけである。
リーチは上記3種のみ。当時としてもかなりシンプルな機種だ。
爆弾リーチが最も信頼度が高く、40%くらいはあったと思う。
サルはノーマルに毛が生えた程度のハズレまくるリーチで、たまに当たってビックリする。
そしてノーマルは最も信頼度は低いのだが、感覚的には全大当たりの5、6回に1回くらいはノーマルで当たる印象で意外と侮れないリーチだった。
何か面白いアクションがあるわけではなかったが、このシンプルさと、どんなリーチでも当たるのが好きだった。
また、揃った図柄が気持ちよく、揃えたくなる表示だった。私的にこれ結構大事。
この機種の特徴は連続回転中に出目移行法則があったこと。
最近のパチンコでこういうのはあまりないんじゃないかと思うが、昔は結構あった。特に京楽の台で旧要件から新要件にかけてのデジパチに多かった気がする。
サイころんの場合は連続回転が続く限り右出目が概ね一定のコマ数で進んで止まっていた。
出目移行法則のある機種では、法則崩れでリーチになった時の大当たり判別が出来ていたが、サイころんの場合は法則通りでも当たったり、また出目移行に幅があったので京楽の他機種程際立って判別は出来なかった。
↑大当たりのほとんどを判別できた、京楽のウルトラ麻雀
また、この頃の平和のパチンコの特徴でもあるが、出目に多少の偏りがあり、単発回しや最初の1回転目に、左出目に数字の2が出ることが多かった気がする。なので、1回転目や連続回転が途切れた後の2のリーチの信頼度はかなり低かった。
当時の平和の出目の偏りといえば、綱取物語での横綱図柄や、ダービー物語のカップ図柄なんかは有名だと思う。
出目に偏りはあっても、大当たりになる図柄にはどの機種も偏りがなかった。
そしてタイトルの理由だが・・・このCRサイころん、打っててよく眠くなった。
通常時のデジタル回転音が同じ音の繰り返し。リーチになったら、通常時の回転音が少し高い音になったようなだけの音が、これまた繰り返しで流れる。
そして、スーパーリーチになっても音が変わらない!キャラが変身する時も特別な音はなかったと思う。
音が変わるのは、爆弾リーチの時に爆弾が爆発する音が入るだけ。サルのリーチはノーマルと全く同じ。
今のようにドッカ~ン!!!バキュ~ン!!みたいな激しい音もアクションもない。
睡魔を誘うメロディーで、多少ハマるとこっくりこっくりとなったものだ。
でも・・・なぜか嫌いじゃなく、好きだった。極限近くにまでシンプルな台。大ハマりせず、そこそこ連チャンしてくれたのが大きかったのかもしれない。また、まぁまぁ回る台があったことも理由である。