90年代のパチンコと現在のパチンコで違いを感じるのは・・・開店後のお客の行動パターン。

90年代では、朝一に限らず入店したら台の釘を一台一台横に見ながら歩く人が必ずと言っていいほどいた。

今でもいないことはないんだろうけど・・・あまりいないのでは?と、感じる。

今は釘じゃなくデータを見て歩く人が多いのではなかろうか。

 

私が感じているのは、昔はバラエティコーナーみたいなシマはなく、基本的に同じ台が10台20台と設置されていた。

店によっては台毎の釘調整が異なり、出る可能性の高い台と低い台を作っていた。特に羽根物ではそうだった。

ところが現在は、一部の機種を除いて様々な機種を設置するバラエティコーナー多数。おまけに羽根物はお慰み程度の設置。

まとめて設置される一部機種を含めても、同じ店で同じ機種ならば釘(回転率)はどれもほぼ同じ調整がなされており、

横移動で見て歩くのがそもそも無駄な行為であるということ。

機種によって釘の良し悪しがあるという感じではなかろうか。

 

パチンコを始めたばかりの頃・・・特に三共のうちのポチⅡでは必死にカニ歩いて釘を見ていたものだ。

開いていると思う台を打っても結果は散々で、ノーマークの台が打ち止めになったりしていた。

それもそのはずで、有名なパチプロの故・田山プロいわく『 タテの比較 』が出来ていなかったから。

タテの比較という言葉、最初は意味が分からず理解するのに時間がかかった。

答えを知ってからはまさに目からウロコ・・・『同じ台の、前日の釘と当日の釘を比較する』とは全く考えもしなかった。

 

このことを知ってからも連戦連勝とはいかなったが、その後の立ち回りに影響があったことは事実だ。

 

なんとなく、『 店vs客 』の構図が面白かったと思う。

データを見て歩く今のスタイルは、どちらかといえば『 台vs客 』??