前回の続き。
前回は、主にパチスロのモーニングに関して書きましたが今回はパチンコのモーニング。
パチンコのモーニングと言えば、代表格はやはり藤商事の連チャンアレパチではなかろうか？
厳密に言えばアレパチはパチンコではないんだけれどもそこはご愛敬。
アレジン、エキサイト、アレンジマンの3機種
↑アレジン
↑エキサイト
↑アレンジマン
超有名機種だが簡単におさらい。
3機種とも巧妙な乱数生成方法で乱数をグループ化させており、天国グループにいる時のみ高確率で大当たりを抽選し、その他の地獄モードにいる時には絶対に当たらないという極端なゲーム性で、連チャンとハマリを演出していた。
パチスロのモーニングと違い、これらの機種のモーニングは“台の仕様”でのモーニングだった。
電源を投入した際、乱数グループが固定ではなかったのだ。
アレジンとエキサイトは天国を含む一つ飛びのグループの中からいずれか一つ。
アレンジマンでは全てのグループの中からいずれか一つだった。
アレジンではグループ数が16だったので、朝一天国からスタートする確率は1/8。朝一出目は731
エキサイトではグループ数が8だったので、朝一天国からスタートする確率は1/4。朝一出目は11（エキサイトでは11はハズレ）
アレンジマンはグループ数が16だったので、朝一天国からスタートする確率は1/16。朝一出目は111（アレンジマンでは111はハズレ）
アレンジマンには体感器攻略があったが、通常打つ場合には3機種ともそう簡単に初当たりは来ない機種であり、いきなり天国からスタートするモーニング機能は、高い連チャン性も相まって十分に射幸心を煽ったものだ。
なのでこれらの機種は朝一はすぐに埋まる戦場だった。
通常、3機種とも地獄から天国に切り替わる際には必ずハズレリーチがかかるようになっていた。
朝一天国からスタートする場合には、ハズレリーチが一度もかからないまま（時には1回転で）いきなり当たることがある。
『モーニングをゲットできた！』優越感もあってこれが快感だった。
モーニング率は理論上前述した数字なのだが、クセみたいなものはあった気がしてならない。
同じ朝一出目でも店によって多少モーニングが入っている割合が違った気がする。
最も多く打った熊本市下通のコア21では、アレジンが約20台アレンジマンが約40台設置されていた。エキサイトはなかった。
アレジンのモーニング率は1/8なのだが、1台も当たらないことが結構あった。もちろん天国からスタートしたにも関わらず当たりを引く前に地獄に転落してしまった（連チャンアレパチの大ハマリパターン）可能性もあるのだが・・・。
コア21近くの富士会館にもアレジンは20台位あったが、こちらの方がモーニング率は高かった印象だ。
アレンジマンはモーニング率は1/16だったのだが・・・コア21にある40台のアレンジマンのうち5～6台は即効で当たったことが多い印象。1/16にしては当たりが多い気がした。
設置後期には朝一出目ではなくリーチのハズレ目にしていたこともコア21ではアレンジマンではあった気がする。
もしかしたら体感器攻略防止の意味合いだったのかもしれない。
純粋なモーニング機能ではないのだが、ハズレリーチは天国突入の可能性のある出目であり、やっぱりつい打ってしまうのだ。
1回のハズレリーチが天国突入になっている期待度はかなり低いと思われるが・・・。
似たようなもので大一のダイナマイトやラッキーボーイで出目が3で朝一を迎えていた店もあった。
↑ダイナマイト
ゲーム性は連チャンアレパチに似た爆裂連チャン1回権利物。
小当たりの3が天国突入のサインだった。
ラッキーボーイはダイナマイトの賞球違い（7＆15）だが、連チャン率がダイナマイトより若干高かったようだ。（盤面デザインは全然違うがゲージや音は同じ？）
私はダイナマイトもラッキーボーイも打っているんだが、ラッキーボーイの経験が少なく、出玉以外であまり露骨な違いは感じなかった。
私はアレジンとアレンジマンはよく打っており、モーニングをゲットしたこともあるのだが・・・
モーニングから大勝したとか、いい思いをした記憶がほとんどない。
いきなりモーニングから10連チャンしたこともあるのだが、大抵は単発で終わって追加投資になった記憶の方が多い。
アレジンでは、モーニングから当たったもののパンクしてそれっきりといったこともあったなぁ・・・アレジンはパンクが付き物だった。
当然ながらこのようなモーニング機能を搭載した機種はその後禁止。店による客寄せサービスも禁止になったので、今後このような台が出てくることは、ほぼ100％ないのであろう・・・パチンコが盛りに盛り上がっていた時代の象徴的な台だと言える。