今回は、今は亡き奥村の3回権利物スーパースター

↑スーパースター(奥村)

初当たり確率1/330

賞球7&15  出玉トータル6000個の3回権利物

 

時期的には私がパチンコを打ち始めて比較的初期の段階・・・1992年か93年位ではないかと思う。

頻繁には打っていないのだが、熊本市コア21下通店の3階にこれがあり、ここで唯一打っている。

 

コア21下通店は3フロアの店で、当時は1階と2階がパチンコ3階は半分パチンコ半分スロットになっていた。

一時期2階が禁煙フロアになったのだが、客が激減しすぐに元の喫煙可フロアに戻った歴史がある。

当時の総設置台数は1200台以上で日本一の設置台数だった。

15年位前にこの店を訪れたのだが、90年代当時はなかった休憩スペースがあらたに設けられていて、その分設置台数は減っていたと思う。

15年前でそうだったのだから、今はもっと設置台数が減ってるのかな~と思ったしだいです。

 

3階にパチンコは半分あったのだが、1,2階と比べると明らかに3階の客は少なかったのは特徴だった。

パチスロは3階にしかないからスロットをする人は3階まで上がるのは自然なこととして、パチンコを打つ人で特に狙う機種のない人などは、わざわざ3階までは来ないということだろう。

コア21はエレベーターは各フロアにあったが、エスカレーターは1階と2階の間にしかなく、2階から3階に上がるのは基本階段だった。このことも大きな理由かもしれない。

また、客層と立地条件もあるだろう。コア21は熊本市の繁華街にある店だったので、ふらっと入ってちょっと打って帰る・・・という客が実に多かった。時間潰しの客が他店に比べると非常に多かったのだ。そんな人はわざわざ3階まで来ないということ。

時期を問わず1階が最も客が多く、上に行くにしたがって客が減っていたから面白い。

 

で、スーパースターは3階の壁から2列目のシマの半分に設置されていた。台数にすると10~15台くらい。

この機種は当時の一般的な3回権利物でデジタルが揃ったら天下のチューリップが約6秒開く。

いかにも振り分けのありそうな役物だが実際は振り分けはないも同然で、玉を3個か4個(正確にはどうだったか忘れてしまった)入れれば確実に権利発生。

右打ちで16R消化し、2回目と3回目はデジタルが揃う確率10倍アップというもの。

 

初当たりは1/330なのだが、なかなか当たらなかった印象が強い。

奥村らしい赤の単色ドット表示で図柄は0~9しかなく、それぞれのぞろ目か右出目にのみ「当」図柄があり、右出目はこれでも大当たり。

つまり毎回ダブルリーチである。

「当」マークは当時の奥村のデジパチに多くあった図柄なのでいかにも奥村らしいのだが、当たり図柄のパターンとしては以前本ブログで紹介したボンバーガールと同タイプである。登場はスーパースターの方が早いのだが。

↑ボンバーガール(豊丸)

数字のぞろ目の他、右出目が「H」でも大当たり。

 

スーパースターは意図的な連チャン等はなかったのだが、それでもなかなか当たらなかった印象が強い。

まぁ、1/330なんて早々当たるもんではないのだが。

同じ3回権利物でもニューギンの「カーニバル」や「キューティーバニー」にはそれほど当たらないイメージは強くないから不思議だ。

↑カーニバル(ニューギン)

1/300の3回権利物。左にオールマイティ図柄がある。

↑キューティーバニー(ニューギン)

確率1/330の3回権利物。意図的な連チャン性があった。中出目にオールマイティ図柄がある。

 

同じように、「なかなか当たらなかった印象」が強い3回権利物は、トリプルエースやカルメンがある。

↑トリプルエース(ニューギン)

新要件初期の3回権利物で、アタッカーを開かせるためのチャッカーへの重複入賞を防ぐための回転体がない。

確率は1/320だが数字以上に当たらない印象。

↑カルメン(ニューギン)

確率約1/360で、キューティーバニーの前身機で連チャン性あり。

一発逆転を夢見てしばしば打ったが、世の中そんなに甘いものではなく、ほとんど返り討ちに遭って火に油を注いでいた。

これもなかなか当たらない。

 

スーパースターは、画像では見づらいかもしれないが、盤面左側に縦に3つ並んでいる入賞口が全てデジタルのスタートチャッカーになっていた。

上の2つは通過チャッカーで1番下は7個の賞球がある入賞口。

つまり、うまくいけばひとつの玉で上2つのチャッカーを通過し、1番下のチャッカーに入賞すればデジタルを3回回せる上に賞球までもらえるという嬉しい台なのだが・・・実際にはメイン入賞口は1番上の通過チャッカーで、特に1番下の賞球のあるチャッカーは飾りと言ってもいい状態だった。

 

私はスーパースターが初めて当たった時、玉は普通に飛んでいたのだが、焦ってストロークが乱れ(ストロークって恥ずかしい言葉だ(笑)、天下のチャッカーに2個しか入れられず権利発生しなかったのが思い出。

もちろんこの頃の機種には、一度デジタルが揃えば規定回数権利が発生するまでデジタルが高確率になる救済機能はあったので事なきを得ている。