3回目のエキサイトバイキング記事。



前回までは、本機の魅力や長所について主に書いたが、今回は逆のことだ。


エキサイトバイキングは、ドラムは1/160という高確率で揃う。

揃った後は、ヘソ下の電チューが約6秒開放するので、そのまま打ち続け、1個中央に貯留された後、電チューが閉じて晴れて権利発生となる。

普通に玉が飛べば、電チューには確実に1個貯留されるので、「ドラムが揃う≒権利発生」と考えてもいいわけだが・・・罠がある。



電チューに入賞した玉にも賞球がある。

たった7個なのだが、これのおかげで1個貯留された後でも、電チューが開いている限りついつい欲張って打ってしまう。

その結果、電チューが閉まる間際に入った玉が、解除動作に入った貯留玉を弾いてしまうことがあるのだ。

弾いた玉がそのまま貯留玉の代わりになれば大丈夫なのだが、そうならなかったら権利発生ならずで最初からやり直し(=パンク)になってしまう。

私は、これで1回パンクしてしまっている。

パンクを経験してからは、欲張らずに電チューに貯留されたら打ち出しを停止させていた。


もうひとつの不運は保留玉連チャンだ。

エキサイトバイキングは権利物なので、電チューが閉じた後は普通にドラムが回る。

そしてここで、エキサイトバイキングらしさが出てしまう・・・

デジパチの大当たり終了後のように、必ずしも保留玉が満タンになっているわけではないが、確率が1/160という高確率なので、自力連チャン率が通常のデジパチよりも当然高いのだ。


実際に、私は5回以上保留玉連チャンを経験している。

電チューで玉が貯留されれば、二重権利となりパンクしてしまう。

右打ちをしていれば、ほぼ電チューには拾われないとは思うが、私はこれを防ぐために保留玉を完全に消化し切ってから権利を消化するようにしていた。

エキサイトバイキングに限らず、他の権利物でもそうしていた。

ただし、以前記事に書いた、マルホンのスマイルだけはどうにもならなかったのだが・・・・



↑スマイル(マルホン)

権利獲得も、アタッカー開放のための回転体入賞も、アタッカーも右側に付いているため、デジタル揃い即右打ちで、そのまま右打ちで消化というわかりやすいゲーム性だったが、パンクか又は出玉減のリスクのある台だった。


確率論から言えば、保留玉で当たろうとハズレようと、その後の大当たりには一切関係ない。

しかし、関係があるような気になってしまうのは仕方ないだろう。

意味のない保留玉連チャンをした後、500回越えのハマりになったこともあるが、そういう時に「なぜあの場面で当たったんだ!!!」という気持ちになってしまっていた。

保留玉消化中にスーパーリーチになった時などは、妙なドキドキがあった。

しかもそれがダブルリーチだともっとすごいことに・・・・。

外れた時の安堵感は、他ではなかなか味わえない感覚である。


最後に、高確率で2000個以上の出玉を獲得できる本機ではあるが、出玉を削る要素があった。釘だ。



回転体の右斜め下や、斜めに連釘になっている途中にある隙間、それとアタッカー横の釘。

これらの調整で、出玉の調整も行われていた模様。

アタッカー開放時間が1ラウンドあたり約10秒なので、効果は大きかったと思う。


近年は、アタッカー周りの釘調整で出玉の調整をするのが当たり前になっているように感じる。

しかしまだこの頃は、そのような発想はあまりなかったと思う。

私がパチンコを打っていて初めて、アタッカー周りの調整で出玉率の調整をしているのを実感したのは、平和のCR和風彩祭



↑CR和風彩祭(平和)

このブログテーマの時代外の機種なので詳細は書かないが、キャラの動きを表現するのに、格闘ゲーム機等でよく使われているモーションキャプチャーを採用していることが話題になった。

私が打った時、アタッカーへの寄り釘が激悪で、アタッカーは20秒以上開くのに10個拾わないこともあった。

メーカーが悪いのではなく、店の釘調整がそうだったのだ。店名は伏せておく。


この和風彩祭以降、「あ~・・・アタッカーへの寄りを悪くしてるな~・・・」と感じることが増えた。

個人的には、こういうのは大嫌い。

素直にヘソを閉めてくれた方が余程いい。

ミニデジタルの始動チャッカーを閉めるのも同様に嫌い。


大当たりは気持ちよく消化させてほしい!

確変や時短は気持ちよく消化させてほしい!!


普段、お客は大当たりや確変をひたすら待ち、耐えて耐えて打っているのだ。

ようやく訪れることが出来た楽園が、ゆっくりくつろげないなんて・・・

こういうことも、パチンコ離れの一因になっていると思われる。


後半はエキサイトバイキングとは直接関係ない話になってしまった。