前回の続きである。
エキサイトバイキングなのだが、実はエキサイトシージャックという機種名で、エキサイトバイキングとはセル盤のデザインが異なるだけの全く同じ機種がある。
メーカーの事情は知らないが、エキサイトバイキングが登場した後かなりの時間(1年以上?)経過してから登場した。
前回の画像で、ヘソ入賞の賞球を得るためのチャッカーの写真は、実はエキサイトシージャックのものであることをお知らせしておく。
繰り返すが、エキサイトバイキングとセル盤以外は全く同じである。
また全然関係ないところでは、エキサイトバイ・・・とくると、私と同世代だとエキサイトバイキングではなく、以下の写真を連想する人もいるだろう。
結構ハマったゲームだ。
本題のエキサイトバイキングに戻り、今日は表示の話をしたい。
エキサイトバイキングの表示はドラム式である。
ニューギンはこれまで、三共には劣るものの数多くのドラム機を世に送り出している。
以前のエキサイトジャック2の記事に書いたが、ニューギンのドラムはカクカクとしたおもちゃのような動きに味があってよいということを書いた。
しかしこのエキサイトバイキングでは、ドラム性能がかなり進歩し、カクカクではなく、非常に小気味よくスムーズに動くのが魅力だった。
回転時間は短く、非常にテンポが良い。
また、ドラムが回転を始める時、全ドラムが半コマほど上に動いてから動き出す様も面白かった。
この始動の仕方は後にCRエキサイトジャック2000に受け継がれていた。
時期的に、このブログテーマからは外れるが、大ヒット機種エキサイトジャック2の直接の後継機。
盤面デザインをはじめとする雰囲気は継承しているものの、ゲーム性は元祖とは全く異なる。
エキサイトバイキングのドラムは、回転中の絵柄がほぼ識別できないのも、私には好みだった。
余程動体視力があり、パチスロの目押しが得意な人であれば識別できるのだろうが、パチスロの目押しはタイミング押しの自分は識別できなかった。
これの何がいいのかと言うと、余計なストレスがかからないのだ。
以前にもブログ記事に書いたが、私は大一のエスケープ2のようなデジタルの停まり方は好きではない。
デジタルが停まる動作に入ってから数コマ進んで停まるというやつ。
毎回デジタルをしっかり見ていればいいのだろうが、油断していると「リーチか!?」と思いきやそうではない・・・ということが起きる。
これがストレスになるのだ。
三共のドラム式の台は、回転中の絵柄が(機種によって程度は異なるが)識別できることが多い。
それによってリーチ判別ができるという楽しみもあるわけだが、自分の場合は「リーチにならないことが事前に分かること」や「リーチかと思いきや、勘違いや見間違いでリーチならず」といったことが小さなストレスになっていた。
その点エキサイトバイキングは絵柄の識別が出来ない。
ドラムが停止する際も、スコン!と、余計な動きをせずに停まる。
これが非常に気持ちのいいものだった。
ドラムの図柄デザインも良く、「揃うと気持ちのいい図柄」ばかりだった。
笑う人もいるかもしれないが、「揃うと気持ちのいい図柄」であることは大事だ。
同じニューギンのドラム台で言うと、回転寿司の絵柄は揃っても気持ちよくないデザインが多かった。
確率1/230のノーマルデジパチ。
人によっては好きなのだろうが、私はこのドラムの絵柄はあまり好きではない。
エキサイトバイキングでは親切に、ドラム図柄の全てに数字が入っていてわかりやくなっていた。
ドラムの停止順序は左→右→中。
このうち、2の宝箱と7の図柄は、斜めラインのリーチはいずれもダブルリーチとなった。
ドラム機ではお約束になっているクロステンパイのダブルリーチである。
組み合わせで言うと、1と2、2と3、6と7、7と8。
3と7ではなく、なぜ2と7になっているのかは謎だ。
また、4と5の組み合わせでもクロステンパイのダブルリーチがあり、ダブルリーチは全部で5パターンあった。
シングルリーチとダブルリーチでは音色が異なる。
フィーバーキングⅡ以来、ドラム機では押さえられてきたポイントを、この機種もしっかり押さえている。
リーチアクションは、最初はスロー回転で、このままでは絶対に当たらない。
当たり図柄の3コマ前から超スロー回転になったらチャンス!
そのまま停止して当たるか、前後1コマで停止して外れる。
しかし前後1コマで停止した後、「スガーン!!」という効果音と共に再始動すると大当たり確定。
リーチアクションはこれだけである。
シンプルで飽きが来ない。ドラムらしさ・・・ドラムの魅力を存分に味わえる出来だ。
リーチアクションも長くなく、ここでもテンポが非常に良い。
打ってみて思ったことだが・・・
2の図柄の宝箱絡みでのダブルリーチは、他のダブルリーチよりも明らかに発生しにくかった気がする。
数字でのデータはないのだが・・・・間違いない気がしてならない。
大当たり図柄の出現頻度に図柄の偏りはないように感じた。
よって宝箱絡みのダブルリーチがかかると、大当たり期待度がかなり高かった。
解析データはないのであくまでも私見だが。
ダブルリーチでは、スーパーリーチになった際に、超スローになっている時間がシングルラインのリーチよりも長いので、興奮は最高潮だった。
興奮パターンは三洋のアメリカンドリームと同じだ。
前後1コマで外れた時の「動け!!」と思う一瞬の間も堪らない。
う~・・・書いてると打ちたくなってきた。
エキサイトバイキングのネタ・・・まだあります。続きは次回。