今回は、ニューギンのエキサイトバイキング



↑エキサイトバイキング(ニューギン)

大当たり確率 1/160

賞球7&9&15 出玉約2100個

1回権利物


ニューギンが放ったドラム式の台で、私がニューギンの中で最も好きな機種である。

当時のニューギンの機種には「エキサイト」という冠を付けるのが定番だった。

基本的にデジパチについている冠なのだが(エキサイトジャック、エキサイトグランパス、エキサイトバニー等・・・他多数)、この機種は権利物にもかかわらずこの冠がある。

デジパチ以外でこの冠があるのは本機種だけではなく、エキサイトコンバット等他にもある。



↑エキサイトコンバット(ニューギン)

確率1/290の、高確率3回権利物

ニューギン独特の「ベルト式」台

三共が「フィーバー」とはデジパチにしか付けないのと違い、それほどの拘りはなさそうである。


エキサイトバイキングは高い大当たり確率が目につくが、この機種登場の時代背景の流れを簡単に書くと下のようになる。


①旧要件末期から、デジパチ連チャン時代へ

②連チャンの波は権利物やアレパチにも波及

③連チャン規制が入り、高確率ノーマルデジパチが主流へ

④高確率権利物、一般電役が増える

⑤時短という概念が登場。時短デジパチが増える

⑥一撃の出玉を売りにCR機増殖


上記④の時代の象徴とも言えるのが、このエキサイトバイキングだ。

連チャン機に規制が入ると、デジパチはことごとくノーマル化した。

しかし、2014年8月27日の記事にも書いたように、デジパチは基準値内で作られなければいけないという決まりがあった。

そのため出玉が同じであれば、どれも確率は同じくらいで、違うのはデジタルの表示部分だけという機種が増えて行った。

以前に書いたように、私はこれはこれで良しとしていたのだが、パチンコ業界としては衰退してきた。

そこで、デジパチほどの規制がない権利物や一般電役に、高確率化の波が押し寄せたということだ。

連チャンが規制された以上、確率を高めて自力連チャン率を上げ、少しでも射幸心を煽るのが目的だろう。


エキサイトバイキングの遊び方は・・・

①ヘソに玉を入れてドラムを回す。

②ドラムは5ラインで、絵柄が揃えば当たり。

③ヘソ下の電チューが約6秒開放するので、真ん中に玉を1個貯留させる。

④電チューが閉じたら権利発生。右打ち。

⑤16Rの権利を消化する。


上の通りで、ほとんどデジパチと同じ感覚で遊べるものである。

右打ちをすることだけが特殊だが、確率変動もない1回権利物のため、ノーマルデジパチとまさに同じ。

しかし、このラウンド数でデジパチではなしえない、1/160という高確率を実現している。

アタッカー内の賞球は15個で16ラウンドあるのだが、9カウントでアタッカーが閉まることと、デジパチと違い、アタッカーは1回で10秒間位しか開かない。

そのため、9カウントになる前に閉まってしまうこともある。

ゆえに、通常の7&15賞球のデジパチよりも、出玉は若干少なくなる。


ヘソは一見デジパチと同じに見えるが、実は通過チャッカー。

ヘソに入った玉はアタッカー横左袖に落ち、ここに入賞があると7個の払い戻しがある。



ヘソに入った玉は、左の丸い穴にワープして出てくる。

ここの釘調整で玉持ちが変わった。

打ってみて重要だと思ったのは、釘間の開き具合よりも、穴との位置のずれ。

穴とのずれが少ない状態だと、釘が閉まっているように見えても案外入賞する。


基本的に同じ店であれば、こういった釘はほぼ統一されているものだ。

しかし、同じに見えて実は台のクセといおうか・・・微妙な台のネカセ等の影響なのか、入賞率に違いのある台が混じっていることがあった。

入賞率が良い方になっている台を見つけたら、しばらくはその台ばかり打ったものだ。

店側も、基本的には普段いじらなかった釘だと思われる・・・相当長い期間、1台だけの「使える台」を追いかけて、いい思いをした。


まぁ、しかし大事なのはヘソへの入賞率である。

極端な話、一定の玉数でボーダー以上回るのであれば、玉持ちは全く関係ないのだ。

この辺りをしっかり考えれば、元々の高確率から、勝てる台は他のデジパチなどと比べるとたくさんあった。


エキサイトバイキングは、ニュー富士とコア21でよく打った機種。

次回は、表示のドラム部分について書きたい。

今回はここまで。