今回は、最近の記事でちょこちょこと登場させている、マルホンのセーフティセブン
初当たり確率 1/245
賞球7&15 出玉約2300個
7で当たれば以後5回、3で当たれば以後2回当たるまで、ミニデジタルの確変
ゲーム性としては、京楽の宝島を踏襲するもので、特に真新しさというものはない。
宝島と、三共のフィーバーアタックGPを合体させたようなものだ。
まぁ、アタックGPよりは確変図柄で当たる率は低いので、ほぼ宝島ではあるのだが。
今回のブログのネタとしては、ゲーム性のことは置いといて、タイトル通り、その「忙しさ」に注目したい。
マルホンのデジパチ(デジタル)の歴史を、前回のスマイルの記事中に書いた。
詳しくはそこをまた見てほしいのだが、セーフティセブンは、マルホンのデカデジ時代と、カラードット時代との中間の時期のもので、この頃はデジタルの動きにメーカーが力を入れていた。
随分昔の記事になるが、リバース2もこれに含まれるだろう。(記事は2010年にある)
デジタル部分がリーチ時、大当たり中ラウンド間にクルクル回り、これも忙しい台である。
セーフティセブンは基本は7セグのデジタルなのだが、立体感を出すように2色の7セグになっているのは、リバース2から進化した部分だ。
そしてさらに、セーフティセブンでは、ひとつひとつのデジタルが独立しているのが最大の特徴である。
デジタルは、左→右→中の順で停止するのだが、リーチになると左右のデジタルはそれぞれが左右に動き、真ん中のデジタルは出たり引っ込んだり・・・前後に動く。
スーパーリーチ等でそのようになるということではなく、リーチの度になる。
「だから何だ」と言われれば、その通りで、単なる演出に過ぎず、意味は全くない。
デジタル部分はそのような動きになるのだが、肝心のデジタルの動きは三洋のアメリカンドリームのように、スロー回転と高速回転を繰り返す。
アメリカンドリームと異なるのは、スロー回転する位置が大当たり絵柄近辺とは限らないということ。
何か法則があるのかもしれないが・・・・見たところランダムに、適当にスロー回転と高速回転を繰り返す動きをする。
このようなデジタルの動きは、当時のマルホン独特の特徴で、他機種にもそういう動きのものがある。
セーフティセブンと関連があるが、サイドセブンという機種があった。
ガンダムに出てきたような名前の機種名だが、ガンダムとのタイアップではない。表示はカラードット。
デジタルの動きはセーフティセブンと同様で、ランダムにスロー回転と高速回転を繰り返す。
ただ、これはデジタル部分は動かず固定されているので、セーフティセブンと比べると地味だ。
このサイドセブン・・・個性的メーカー、マルホン全開!!という感じの凄い機種だった。
大当たり確率は、デジパチ史上最悪の1/515(最近のパチンコ台の確率は知らない。当時ではということで。)
まだCR機が台頭する前の時代で、デジパチの確率といえば悪くても1/300位の時代に・・・である。
大当たり図柄の数は22種類。
その内、『 3か7以外で 』当たれば以後2回当たるまでミニデジタルの確変というもの。
通常優遇される3や7を単発図柄にしたのも凄いところだが、権利物のソルジャーでも、まぁ似たようなことをやっているのがマルホン。(ソルジャーの場合は連チャン終了の図柄)
実際には、ミニデジタルの確変中には大当たりの確率も実質上がっていて、それほどハマらずに当たったようである。
「ようである」と書いている通り、私はサイドセブンを打ったことはあるのだが、当てたことがないのだ。
この機種を打つ位ならば、3回権利物を打てばいいのでは?という思いがあったのと、確率を知って打つと、全く当たる気がせず、冷やかし程度に打つに留めていた。
話をセーフティセブンに戻す。
当時のマルホンは、非常に個性的な反面、これはパクリではないのか?と思ってしまうほど、他メーカーの、どこかで見たような機種を発表することもあった。
そんなマルホンのセーフティセブンを意識したのではないかと思われる機種が、当時パチンコ業界最大手の三共から出てきた。
パクリかどうかは分からないが、少なくともマルホンを意識したのではないかと・・・個人的には思っている。
それが、フィーバーメタルボルカノ1&2である。
初当たり確率 1/254
賞球7&15 出玉約2300個
ノーマル機
初当たり確率 1/254
賞球7&15 出玉約2300個
3か7で当たると次回までミニデジタルの確変
フィーバーメタルボルカノ・・・そのまま日本語にすると、「熱狂的金属火山」・・・凄いネーミングである。
この機種のデジタル部分は基本的に兄弟共通の7セグ。
そしてデジタル部分の役物が、三共らしくなく、マルホンぽいのだ。
リーチになると、デジタル部分の役物がユラユラと左右に揺れる。
そして、スーパーリーチになると、デジタルはアメリカンドリームのように、大当たり図柄周辺だけスロー(コマ送り)になり、デジタル役物はユラユラ左右に揺れながら前後にも動き出すのだ。
表示が7セグであることからも、どうにも三共らしくない機種だった。
ちなみにこのフィーバーメタルボルカノ・・・
兄弟でデジタル部分は共通ではあるのだが、なぜか7の表記は兄弟で異なる。
以前、2014年6月11日の記事に書いているが、「カギのあるなし」である。
フィーバーメタルボルカノ1の7にはカギがなく、フィーバーメタルボルカノ2の7にはなぜかカギがある。
また、この機種はその確率も議論になった。
特に1の方は、ノーマル機にしては確率が低すぎるのである。
おそらく元々は連チャン機として開発され、連チャンの規制によって、急遽市場に出る際にノーマル化されたものと思われるが・・・・。
お題はセーフティセブンだったのだが、セーフティセブン以外の機種のことを多く書いてしまっただろうか。