前回の続き。
あっさりとエキサイトジャック2の最初の大当たりを射止めた自分だった。
そしてその最初の大当たりが、保留玉で4連チャンしたのだった。
周りを見ても保留玉連チャンは発生している模様・・・ダブル止まりはないような。
打っていたコア21は、自分の知る限り開店基盤を使っているようには思えなかったので、保留玉連チャン機であることは間違いない!!と悟って帰路に着いた。
ほどなくして、パチンコ情報誌に詳細が書かれていた。
私がパチンコを打ち始めたばかりの頃(1990年)よりも、この頃(1993年)には情報が早く入るようになった気がする。
元々パチンコ雑誌のほとんどは月1回の発行だったのだが、パチンコ必勝ガイドが月2回の発行に変わり、他誌もそれに続いた感じで、情報量は単純に増えたのだが、昔よりは正確性も出てきたと思う。
その結果、エキサイトジャック2は予想通りの保留玉連チャン機で、ダービー物語を超えるワンセット書き換えの連チャン機だった。
その内容は、大当たりの16ラウンドが始まる瞬間に、1/11の確率で保留玉2~4個目を全て大当たりに書き換えてしまうという大胆なもの。
そして、保留玉2~4個目に大当たりが書き込まれた時に限り、約1/15で保留玉1個目も大当たりに書き換えられる。
書き換えが行われれば、最低でも4連チャンという凄い台である。
そしてこの書き換えチャンスは初当たり時だけではなく連チャン中にもその都度行われる。
一旦保留玉2個目で連チャンが発生すれば、4連チャン以上に発展する可能性大の爆裂台だった。
まぁ、連チャンのほとんどが4連チャンで終了だったのだが。
私の最高保留玉連チャン数は11連チャン。
それにしても、この当時のパチンコ雑誌は、とにかく煽っていた。
煽る記事が多かった。「勝てる!!」「今すぐホールへ急げ!!」等の文句がよく紙面を賑わせていた。
それに騙されて負けてしまうことも多く経験してしまっていた自分は、1993年位になると、割りと冷静に物事を判断するようになっていた。
エキサイトジャック2関連の最初の頃の記事は、「保留玉だけではない??」「数珠的に当たり、1日50回以上の当たりも!?」と書かれていた。
断言はせず「?」マークが必ずと言っていいほどあるのが常套手段だ。
これに関しては冷静に、店での状況から、数珠連のように見えるのは、初当たり確率1/223という高確率ゆえの現象と自分は判断していたし、実際に意図的な連チャンは保留玉に関してだけであることが後にハッキリとした。
パチンコ雑誌に騙された例は、昔は「○○にはリーチ目がある!?」という記事があった。
当時の自分ですら、「デジパチにストップボタンがあった頃にはリーチ目があったようだけど、今のパチンコにはないだろう・・・」と思っていたのだが、雑誌に「未確認情報」として書かれたリーチ目に惑わされてしまい、ずるずると打ってよく負けていた。
この目が出れば当たりが近い!いわゆるリーチ目が出た後に引き続き打っていると、この目が出たらハマるからやめろ!!いわゆるハマり目が出たり・・・一体どっちやねん!!って頭の中でブツブツ言いながら打って負けていた。
有名だったのは、平和の舞羅望極Ⅱの出目「松・傘・3」だろう・・・今でも頭にこびりついている。
ちなみにリーチ目・ハマり目両方で紹介されていた。なんといい加減な(笑)
大当たり確率 1/243
賞球 7&13
最高継続ラウンド 10Rのおまけチャッカー付き旧要件デジパチ
一時期、三共が乱発していた「保留玉1個目のみの強制連チャン」の元祖の台
エキサイトジャック2には攻略法があった。
それは、1/11の書き換え抽選を2回行えてしまうというもの。
単刀直入に言うと、最終ラウンドでアタッカーをノーカウントエラーにすれば、その時にも1/11の抽選を受けられる。
1/11の抽選を2回受けることが出来れば、約17%という高い確率でワンセット書き換えの連チャンが起こるので破壊力は強力と言えよう。
しかし、このことは当然店にも知られ、エラーを起こすと出玉没収等のペナルティを与える店がほとんどだった。
そこで考えだされたのが、自力エラー解除。
アタッカーが閉まる寸前に玉を入れ、一瞬エラーにした後自力で解除してしまうというものだ。
しかし、これも安定的に成果をあげることは難しいと思われ、非常にリスクがある。
店とも客ともトラブルを起こすことをヨシとしない自分は、この攻略法は未体験である。
エラーを起こし、自力で解除するという攻略法のある機種は他にもあった。
平和の「ザ・トキオ」やマルホンの「ソルジャー」が思い浮かぶ。
賞球オール13
最高継続ラウンド8ラウンドの旧要件羽根物
テーマは農業するトキオではなく、東京タワー
常時、回転→前向きで一旦停止を繰り返す役物の、一旦停止した一瞬がV入賞のチャンス。
V入賞率は低いが継続率は高く、出玉は多かった。
大当たり7ラウンドで、ノーカウントエラー&エラー解除を行うと、役物のタワーが前を向いた状態で完全に停止する。
次に役物に入賞した玉が高確率でVに入賞するという、これも羽根物では強力な攻略法だった。
ちなみに平和はこの機種以降、「ニュートキオ」「ニューヨーカー」と、似たタイプの羽根物を新要件後に発表したが、いずれも同じ攻略法は不可だった。(当たり前)
ニューヨーカーは、羽根の開閉時間が最短という記録のある台(1チャッカー入賞での羽根開放時間は0.2秒)で、V入賞が絶望的な程困難な台だった。
ザ・トキオの新要件バージョン
タワー止めの攻略は封じられ、賞球と貯蓄解除のタイミングが変わった。
初当たりは極めて困難な台だが・・・エラー攻略法でない、運任せ要素の強い連チャンでそれを補っていたともいえる。
初当たり確率 1/287
3か7で当たると3回権利、その他で当たると1回権利
1回の権利消化で出玉約2000個
ソルジャーは、表向きの機能は上記の通りなのだが、実際は初当たりの1/8で連チャンモードに入り、3か7で当たるまで継続するというのが実際の特徴だった。
攻略法は、15ラウンド目をフルオープンさせ、16ラウンドでノーカウントエラーを起こすというもの。
成功すれば100%連チャンモードに入っていたので、ザ・トキオやエキサイトジャック2と比較しても本機種が最強になるだろう。
しかし、前述したように、私はいずれの攻略法も店で実践していない。
小心者なのである。