メインデジタルの確率は1/8!と謳っていたわけだが、打ってみるとアホみたいに大当たりが続く時があるかと思うと、人間不信になりそうなほど当たらない時がある・・・ラスターⅡは爆裂連チャン機であった。
連チャンの仕組みはモード式で、同じ藤商事のアレパチ・アレキングや、大一の権利物・ダイナマイトに近いものだった。
アレキングを例に、簡単に説明する。
アレキングは肩の通過チャッカーを玉が通過すると、中央役物が一瞬開く。
役物中央入賞で一桁デジタルが回転。3で中当たり7で大当たり。
ここでミソなのが、通過チャッカーを玉が通過してから役物中央に入賞するまでの時間が、概ね一定の時間になることである。
若干仕組みは違うものの、アレキングも通常のデジパチと同じように大当たり判定用のカウンターがあるが、肩を玉が通過すると強制的に、あるポイントまでカウンターが巻き戻される。
その結果、近いカウンター値ばかり取得し、通常時(ハマリ時)はなかなか当たらない。
しかし天国モードに入ると巻き戻す位置が変わり、今度は大当たりである7を取得しやすいところに巻き戻す。これが連チャンの正体である。
モードの切り替えは、主にイレギュラーなタイミング(肩を通過して、役物に入賞するまでの間にもう一度肩を通過して巻き戻しを起こし、取得乱数がずれる等)で回ったデジタルで出現する「3」であることが多かった。
ラスターⅡもモード式なのだが、こちらはモードが5つ存在した。
絶対に当たらない地獄モードが2つ
メーカー発表に近い確率で当たるノーマルモードが2つ
超高確率で当たる天国モードが1つ
モードの切り替えは、サブデジタルを回すヘソ通過毎に抽選されており、その確率は1/64。
1/61だったような気もする・・・この辺りの記憶が曖昧で申し訳ない。
話を戻すが、アレキング同様の連チャンシステムと書いたのは、ラスターⅡの場合、ヘソ通過からアタッカーが閉じるまでの時間が一定になるため、ヘソを通過した瞬間にカウンターの巻き戻しが行われていた。
しかし、アレキングやダイナマイトと決定的に違う部分がある。
アレキングやダイナマイトは、モードに応じて(これらの機種は天国と地獄2つしかなかったのだが)巻き戻す位置を変えることで連チャンとハマリを演出していた。
ところがラスターⅡはもっと大胆で、サブデジタルの回転時間を変化させることで取得乱数を偏らせていた。
つまり、サブデジタルの回転時間を計ることで、モード判別が出来たのである!!
今日はここまで!