これまでアレジン、エキサイトと藤商事のアレパチのことを書いた。
もう1機種アレンジマンを書く予定だが、もちろん当時のアレパチはこれだけではない。
藤商事自身にもまだ他にアレパチはあったのだが、今回は他メーカーのことを書きたい。
やっぱり、アレパチといえば太陽電子である。
アレジンと同時期に多く設置されていた機種に「スーパーアレパチ」がある。
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役物中央入賞で一桁デジタル回転
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3で2R権利の中当たり、7で14R権利の大当たり、他の数字は1R権利の小当たり
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前回出目により次回転出現出目の偏りがあり、前回出目が7の場合は次回転でも約60%という高確率で7の大当たりになる連チャン性があった。大当たりは、中当たりの3がきっかけとなることが多かった。
藤商事がアレジンの前に発表していた「アレキング」や、後発だが大一の権利物「ダイナマイト」とよく似たゲーム性だったが、判定の仕組みは全く違う。
肩チャッカー通過からの出目は均等で連チャンしないのが特徴だった。
アレキングやダイナマイトとは判定の仕組みが異なるので、「打ちっぱなし」と「止め打ち」を使い分ける必要がなく楽に打てた。
3や7で台を捨てる人はほぼいなかったが、3が次回転で出る可能性が高い「0、1、2」で捨ててある台はあり、ハイエナが有効だった。
もうひとつが、同じく太陽電子の「ちゃんこ」
アレジンを思わせるゲーム性だった。
天か肩チャッカー通過でデジタル回転
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デジタルゾロ目で大当たり
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下部電チュー開放。入賞があるまで開いたまま
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電チューに入賞した玉はクルーンへ・・・手前入賞で14Rの権利発生
この機種にも前兆目があった。アレジンのようなリーチの集中ではなく、「ハサミ目の集中」が起きると大当たりが近かった。
最後に権利発生を決めるクルーンは、非常に手前に入りやすくなっているが、もちろん100%ではなく、たまにパンクした。
連チャンしたが、アレジン等と比べるとしょぼく、平均は2連チャン。
最後に三共の、「CRビッキーチャンス」
これは後日ブログに書くアレンジマンを彷彿とさせる機種だった。
デジタル確率1/480
奇数ゾロ目で権利発生だが、3のゾロ目のみ小当たり
少しだけリーチアクションがあるのが特徴だった。
よくハマリ、よく連チャンする波の荒い機種であった。
三共は当時「ビッキーマグナムⅠ及びⅡ」「ビッキートレインⅡ」など、アレパチでも勢力拡大を図っていた時期で、デジパチの「フィーバー」に対して「ビッキー」を謳っていた。
当時の太陽電子の機種の盤面の多くには、なぜか「SHOCKING MACHINE」と書かれていた。
今回の、スーパーアレパチやちゃんこもまさにそうである。
後々太陽電子は「CRバカづき浜ちゃん」「CRそれゆけ浜ちゃん」と・・・浜ちゃんシリーズで話題をさらう機種を登場させたが、この頃には文字が消えていた。
アレジンの大ヒットを経て、これまでどちらかというとマニア寄りだったアレパチが、一般レベルにまでなったといえると思う。