これまで、アレジンの大筋は紹介した。
今回書くのは小技だ。
復習の意味で書くが、アレジンはアレンジボールである。
1ゲーム16発打つ間の、ポケット入賞状況で得点(=出玉)が決まる。
1ゲームでの最大払い出しは10点(=160個)だ。
小技は、アレンジボールの特徴を理解した上で、出玉を最大限獲得しようというものだ。
ずばり言うと、「精算ボタンの活用」である。
アレンジボールには精算ボタンが付いている。
アレジンの場合、台枠の左下の青いボタンがそれだ。
精算ボタンを押すと、1ゲーム16発のゲームをそこで強制終了させることができる。
どういった時に使うのかと言うと、まずは「権利が発生した瞬間」だ。
アレジンでは、大当たりの権利が発生すると、権利の有効期間は「権利が発生したゲームを含めて」14ゲームである。
デジタルが揃い、ラクダの役物が約6秒開放している間にラクダ中央に入賞すれば権利発生となるのだが、権利発生した瞬間、状態によってはそのゲーム内で打てる球数が僅かな時がある。
そのような時にそのまま大当たりを消化していると、最初の1ゲームでは出玉を獲得できないことが想定される。
それを防ぎ、最初の1ゲーム目で16発を有効に生かすため、ラクダ中央に入賞したと思ったら精算ボタンを押す!!
そのまま右打ちを続けていれば、最初の1ゲーム目をフル活用できるわけだ。
これを実践している人は、コア21では多かった。
と言うよりも、周りのマネをしている人が多かった・・・・のだと思う。
大当たりの1ゲーム目をフル活用は出来るのだが、ちょっとためらってしまう場面もあった。
どういう時かと言うと、ラクダの役物入賞でも「7、8、9、11」のランプが点灯する。
つまり、入賞しやすい10番ポケットに入賞があれば16×2=32発の賞球があるわけだ。
ラクダ中央に入賞があった瞬間、10番ポケットにまだ入賞がない時・・・少しボタンを押すのをためらうことがあった。
しかし、「7、8、9、10、11」のポケットが点灯してもここはジャックポットではないし、出玉は32発しかないので、やはり精算ボタンを押すのが長い目で見て得なはずだ。
もう一つの精算ボタンの活用は権利消化中だ。
権利消化中は、
①右スルーに玉を通す
↓
②アタッカーが開放するので入賞させる(1個でも入ればOK)
↓
③8、9、11、12番ポケットが点灯し、点数が2倍になる
↓
④10番と、7番か又は13番に入賞があれば満点の10点獲得
・・・という流れになる。
通常右打ちをしていれば、上記のことを知らなくてもほぼ達成され、出玉が勝手に出てくる。
ボタンを押すのは、16発打ち切る前に満点の10点になった④の時だ。
そのゲーム内で、満点を取った後に打つ玉は完全な無駄玉なので、ゲームを強制終了させるわけだ。
これを実践している人も、周りに多かったが、意味を理解せずにやっている人がかなり多かったのが面白い。
具体的には、②の時点で押している人がかなりいた。
まぁ、アタッカーに入賞があった時には、たいてい10番と7番にも入賞があったのだが、当然のことながら必ずしも入賞しているわけではない・・・
まだ0点なのに精算ボタンを押したり、7番にまだ入賞がない8点の状態で押している人多数・・・
わざわざ教える必要はないので知らんぷりしていたが・・・意味が分からないままそういう行為ができることが、私からすると凄いことだな~と思う。
基本的に、台の情報を知らないで打つことは私は好きではない。
新台も、情報がないと打たないことが多かった。
絶対に打たないというわけではないので、打ったことはあるのだが・・・
おかげで、おいしい情報があっても実践する頃には店が対策をしていたということが多かった。
アレジンは、この小技の活用もあり、楽しく打てたのだが・・・
全ての真偽の程は定かでないが、この精算ボタン絡みの攻略ネタも多くあった。
それで店や客が翻弄されたことを考慮してか・・・アレジン以降に発表された藤商事のアレパチでは、精算ボタンが存在はしていても切られていて、精算ができない意味のない物になってしまった。