運命の出会い

私はその昔、超がつくほどパチンコにハマっていた。
現在は全く見向きもしない人間だが、パチンコマニアであった。
時代的には昭和が終わり平成になった初頭の頃で、今とはパチンコ台そのものはもちろんのこと、お店の雰囲気から違っていた時代の話。

パチンコは、私の価値観やその後の人生に非常に大きな影響を与えた。
パチンコと出会っていなければ、私は今ここにいないかもしれない・・・
多分仕事も違っていただろう・・・妻とも多分出会っていなかっただろう・・・
そうすると子供にも出会っていなかっただろう・・・
考えれば考えるほど、影響の大きさに驚く。

運命の出会いとなったパチンコは、三共（現SANKYO）の「うちのポチ」であった。
友人に連れられ、何気に座った開放台（現在は死語ですね）で、５００円だけと決めて打ったら当たり、現在は無くなってしまった小箱一杯になったところでやめ、換金５４００円。
この時に手にした純利４９００円という勝ちは衝撃的だった。
こんなに簡単にお金が手に入るんだと・・・
この時には、その後の自分に多大な影響を及ぼすことになるとは想像も出来なかった・・・
そして私は、様々な経験をしていくことになる。