舞鶴公園には多聞櫓(たもんやぐら)という
お城の建物が復元されている。
国の重要文化財に指定されているそうだ。

この多聞櫓に面した広場を一周するのも
僕のウォーキングコースだ。
過去にとったものも含めて画像をアップする。

広場から見た多聞櫓には城壁と無双窓が一列に並んでいる。
無双窓は、日本の古い建物にはよく見られる窓で、
縦格子の板とスライドする縦格子の引き戸を
引き違えることで光と風を室内に取り込む構造だ。

窓と言えばもうひとつ。
吉野窓がある。最近では古い格式のある旅館や
料亭の建物で見かけるが、
要は丸く穿った窓で、庭の眺めを円形に切り取って
室内に取り込む工夫だ。

特に有名なのは、京都の祇王寺で、
もう7年前になるが、僕はわざわざ嵐山まで見に出かけた。
足利家ゆかりのお寺で、もみじと苔による庭園は見事だ。

僕が行ったのは盛夏の頃だったが、
円形に切り取られたもみじの庭園の美しさ。
障子を閉めると鮮やかな夏のもみじの緑を
ほんのりと感じることができた。
これが紅葉する秋だったら、一層映えるのだろう。

季節の気配を感じるための窓。
日本人の自然に対する向き合い方は、実に深い。
窓一つを取っても、先人の知恵を学ぶことができる。


teku-teku撮り歩き-多聞櫓
teku-teku撮り歩き-多聞櫓