LYRICS SERIES | Diarios de Varrio

LYRICS SERIES





先月分はもう書いたからな!
強行更新でもう今月も書いちゃおう!

久しぶりの歌詞シリーズです!

このバンドに出会ったのは、ミレニアムを迎えた直後だったかな?
ミクスチャー・バンドが世界を席巻している中、荒野に吹く風の如く現れたアコースティック・ロック・バンドのヴァーティカル・ホライゾン!

広大なアメリカを漂うリリシズムと疾走するダイナミズム。
アメリカの情景と瞬間を淡い郷愁と共に切り取って魅せる、偽りの無い誠実さを持って演奏された、シンプルな楽曲。

今回の曲は、「エヴリスィング・ユー・ウォント」

どこかで聞いた言い伝え
君は既に自分のものにして
心の裏側で昇華させている
それは与えられるまでは
手に入れられなかったもの
今君はここにいるが
何故いるのかは知らないまま

すりむいた膝と滑った跡
かつて学んだ場所を通り過ぎて
泣き叫んだ後は耳を澄ませて
そして待つんだ
もう戻らない天使のエコーを

(コーラス)
彼は君の望む全て
君が必要とする全て
君がそうなりたかった存在の全て
いつも正しい事を正しい時に言ってくれる
でもそれらは君にとって意味のないこと
そして君は何故そうなのか分からずにいる

君は誰かを待っている
君は君らしくしてくれる誰かを
君の背中を押してくれる誰かを
いつも何か別の事で傷ついてしまう
彼からもっと他に言って欲しいことがあるといつも感じている

(コーラス)

でもきつく引き締めたら
その後は弛めればいいんだ
君自身が望むことなんだから
きっと上手く行くさ
君が全ての時間を費やして
待ち望んでいることなんだから

島を抜け出してハイウェイへと
昔なら立ち寄ってた場所も通り過ぎて
自分では気付いてないようだけど
君はまだ隠してるんだ
もう戻らない天使の怒りを

(コーラス)

僕は君の望む全て
君が必要とする全て
君がそうなりたかった存在の全て
いつも正しい事を正しい時に言う
でもそれらは君には意味を成さないみたいだ
何故そうなのかは分からないけど

何故分からないのかさえ分からずにいるんだ


All songs written by Matthew Scannel







ヴァーティカル・ホライゾンはマットとキースを中心としたアコースティック・ジャム・バンドとして、確実なファン・ベースを持ち、万単位でアルバムを売るボストン周辺の人気アーティストであった。
そのポジションで彼らが満足したとしても、全くおかしい事ではなかっただろう。彼らは留まる事よりも動き続ける事、その地域性の殻を破り、枠を大きく広げる事を選んだ。





ダイナミックに変貌したバンドの姿を知らしめ、アルバムのオープニングにこそ相応しい「ウィ・アー」、聴く人の心に確実にフックするギター・リフが印象的な「ファインディング・ミー」、感情の奥底、胸の奥から込み上げて来る様なエモーショナルな「ユー・セイ」等、このアルバムは彼らのアコースティック・バンドとしてのルーツを持つが故に獲得出来た繊細なニュアンスと、エレクトリックなダイナミクスに溢れたサウンド・プロダクションを充分に堪能させてくれる。メランコリックにギターを掻き鳴らし、繊細なタッチのラヴ・ソングに仕上げた「ベスト・アイ・エヴァー・ハッド」、このアルバムの中で唯一、ギターのキース・ケインによって書かれた、アコースティック・ギターのイントロに導かれ、ドラマティックなエンディングを迎えるヴァーティカル・ホライゾンのルーツと特質を見事に表現したエンディング・ナンバー「シャックルド」、暗く、哀願する様な「ギヴ・ユー・バック」等、初めてヴァーティカル・ホライゾンに触れる人も聴くだけで、アメリカの広大な故に果てしなく深い郷愁を感じさせるものばかりだ!




grey sky morning