KEVIN ALLOCCA
ちょっと前の記事や昨日の「なう」でも紹介したNHKの番組、スーパープレゼンテーション。
世界の人々の驚くべきアイディアを最高のプレゼンで聞く、世界でも超人気のイヴェントである、テッド・カンファレンス。
その内容は、環境問題、ヒット作の作り方、物事の提案等、様々な業界人の驚くべきアイディアがプレゼンされていて、中にはスタンディング・オーベーションになる事もしばしば!
この前の放送内容が面白かったので、またまた紹介しちゃいます!
今回、プレゼンする人物は、YOU TUBEのトレンド・マネージャー、ケヴィン・アロッカ。
彼は、YOU TUBEにアップされる動画を視聴し、その動画の傾向を分析するという、ちょっと変わった仕事をしている人物だ。
彼は言います。
「人は皆、有名人になりたがる。でも昔は、まず無理な話でした。」
「それが今、ネット動画のおかげで、誰にでも有名になるチャンスがある、それも短期間で!」
今、YOU TUBEには毎分48時間分の動画がアップされるそうで、話題性のありそうなのは、ほんの一握り。
彼は続けます。
「成功の鍵は3つ!流行を作る人、多数のユーザーの参加、意外性。」
彼が用意した動画は3つ。
虹を見て叫ぶ男、ミュージック・クリップ、猫のアニメーション。
先ずは、虹を見て叫ぶ男から。
ヨセミテ国立公園の近くに住む男が、キレイな虹が出ていたので、「ワーーーォ!」だの「オーマイガー!」だの叫びながら撮影したモノだ。
この時点で傍聴者は既に大爆笑、彼はただ虹を見せたかっただけなのに。
一見、何の意味の無い動画だが、この動画は今までに2300万回再生されています!
その原動力を作った人物は、超有名コメディアンのジミー・キメルだった!
彼は、オバマ大統領の前で漫談を披露している程の国民的コメディアン。
彼がトゥウィッターで「友達のトッドが、『これ世界一面白いヴィディオ』だって。その通りかも!」と言ったのが事の発端だった。
ポイントの1つ目、影響力のある人が流行を作るという事。
2つ目の動画は、レベッカ・ブラックという15歳の女の子のミュージック・クリップ。
彼女は、家族や友達に見せる為、ロスにある若手ミュージシャン発掘専門会社<ARKミュージック・ファクトリー>で交渉し、ヴォーカル出演以外の事を全て会社に任した。
この会社は、2000ドル~4000ドルを本人や家族から貰う事で、作詞作曲、ミュージック・クリップ制作等を提供してくれる会社らしい。会社に全て任す事も出来るし、自分達と会社で共同制作も出来るみたい。
2011年3月11日、あの東北大震災があった日。
アメリカのバラエティー番組で彼女のクリップを批評する様な特集が組まれ、放送終了後、すぐさまアクセスされ始めた!
しかも、その勢いは治まらず、その日の内にトゥウィッターでは東北大震災の話題を抑え、彼女の話題で溢れた!
その後、パロディー版が1万本も出来てしまう有様。曲名は「フライデイ(金曜日)」という事で、他の曜日のヴァージョンが次々とアップされた。
とは言うものの、彼女の話題性は高評価ではなく、酷評なところだという事を頭に入れておいてほしい。
実は、「音楽史上最低最悪!!!!!」などと言う誹謗中傷コメントがハンパなく、一時的にクリップは削除されてしまったが、その後また再アップされた。
彼女自身も学校でイジメにあう等、散々な目にあっている。
しかし、酷評され続けているにも関わらず、アクセス数は1億6000万を突破!!!!!
現在は、学校を中退し、自宅学習していて、あのケイティー・ペリーのクリップに出演。そして、デビューアルバムの計画をしている。
彼は言います。
「20世紀の娯楽は受動的。でも、今は広めたり、アレンジしたり、とにかく参加型。」
ポイントの2つ目、参加型コミュニティーである事。
3つ目の動画は、ニャン・キャット。
この動画は、ニャンニャンと歌う音楽をバックに、アニメーションの猫が延々と走っているだけの動画。
しかし、今年だけで約5000万回再生されています!
何と3時間版もあって、それでも400万回再生されています!!!
彼は言います。
「ここで重要なのは、人々が、この動画を基に2次創作を始めた事。」
「例えば、レトロ版や国際版。リミックスが盛んになり、立派な参加型コンテンツになった。」
「能動的。これが現代の娯楽。」
「この3つの動画が流行るとは誰も思わなかったでしょう。」
「今や話題になるのは、本当にユニークで意表を突いたモノだけ。」
3つ目のポイント、意外性。
これが新しいメディア・文化!そして、皆で作っていく!それが特徴的!
自分達で作る、自分達のポップ・カルチャー。
彼は締め括ります。
「昔のメディアは違った。今も、まだまだ。でも、将来、確実にそうなります!」と。
いやぁ~、ホントに面白いプレゼンでしたよ!
個人的には、レベッカ・ブラックの今後が気になるところです。
評価はボロクソなのに話題性だけが1人歩きしていて、彼女もそんなに好かれてもないがパロディー版が横行するという、凄く不思議な成功の仕方ですよね。有名人なのにイジメられるとは、何なんでしょうね?
彼女は、「ヴァイラル・スター」と呼ばれています。
ヴァイラルは英語で<VIRAL>と書きます。意味は、「ウィルスの様に広がる」です。分かり易く言い換えると「口コミ」です。
こうした英語の勉強が出来るのも、スーパープレゼンテーションの番組コンセプトの1つです。
ニャン・キャットについては、番組から「初音ミク」の影響についても語られていました。
俺は、初音ミクがどういうモノか初めて知りました。PC持ってないもので、恐縮です。
昨日、ニュースで最も再生された動画ベスト3をやってました。
1位は、東北大震災。2位は、ロシアの大統領選。3位は、アラブの春でした。
皆さんも1度観てみて下さい!
特に各業界人の方は必見の番組です!もしかすると、貴方の出世に繋がる?かもしれませんねぇ。
最後にもう1つ大切な事を!
3つのポイントは、口コミが無ければ成り立ちません!ネット界では、作者よりもユーザーが評価を決める!!!!!
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