面白戦争エピソードファイル<8>
週明けぐらいには雨も落ち着きそうですな。
夏は、やっぱ晴れた日の方が良いよね!
何だか、今年のウィンブルドンは雨で中断になる事が多々あるみたいで、昨日の試合も雨で一時中断してましたよ。眠過ぎてもう途中で寝ちゃったけど。
さぁ~て、いよいよ最終回の第8エピソードは「間に合わなかった超兵器達」です。
シュミレーション・ゲームをする時に、1つの戦場で、自分が指揮官だったら、、、という<IF>と共に、もう1つの柱となる楽しみが、もしあの兵器が間に合っていれば、、、という<IF>だろう。
しかし、果たして本当に間に合ってさえいれば勝てたのか?という点から考えてみよう。
ドイツが辛うじて戦争に間に合わせた物と言えば、ジェットとロケットだけである。とは言え、それだけ間に合わせただけでも大したものだ。ドイツ以外で新しい技術を間に合わせる事が出来たのは唯一アメリカだけで、他国では何1つ間に合わなかったのだから、、、。勘違いしている人が多いと思うが、レーダー、成型炸薬等、第2次世界大戦で使われた技術の殆どはそれ以前に実用化されていた物である。アメリカが間に合わせる事の出来た技術は、2つ共ドイツに対してでは無く、日本に対して使われた。VT信管と原爆である。しかし何れの技術も遅過ぎたとは言える。どの新兵器も戦局の大勢が見えてからの実戦投入であった。
パンテルが実用戦車としてモノに成るまで手間取った様に、新兵器というのはトラブルの塊であると思って間違いない。特に新技術を導入せず、平凡にまとめられた4号が、最後まで頼りになる軍馬として各方面で使われた事や、取り立てて良い所の無いM4が、ひたすらその数でドイツを圧倒した事からも分かる様に、兵器というものにとって、性能は確かに重要ではあるが、必ずしも絶対条件ではない。兵器において、最も大切な事は、何時、どんな状況でも役に立つ信頼性と、常に敵を圧倒出来る数なのだ。
最も、敵と出会っても一方的に虐殺されるのが関の山で、何の足しにもならないイタリア軍の様な物では信頼性以前の問題だ。性能は良いに越した事はない。
かと言って、高性能故に高価な兵器ばかりで数が揃わないのも困る。つまるところ、兵器というのはコストパフォーマンスなのだ。
これが戦争開始前の準備段階や、戦争前半、まだドイツ国内にも余裕があり、兵器の量産体制がしっかりしている時期に、パンテルやジェット機、V2等の量産に入っていたと言うのであれば、これはもう何の問題も無い。それこそ百戦百勝して、戦略的不利など無視出来る程の戦術的勝利を収められるだろう。相手の国の兵器も進化するので、楽勝とは行かないかもしれないが、敵の3倍以上強い兵器が相手の3分の2以上あれば、余程ヘマをしない限り勝てる見込みはある。完成したマウスは2輛。ベルリン防衛に投入してソ連に撃破された。相手の兵器が自分の兵器に追い着く前に戦争を終わらせる事が出来たろう。実際、ドイツの兵器は多くの問題を抱えつつも、敗戦のその日まで連合軍より先を進んでいた。だが、戦争とはそういうものではない。戦争とは純粋な経済行為なのである。とにかく軍備というものはお金が掛かる。兵器を作る為よりもそれを実際に維持し、動かすのに金が掛かるのである。兵隊は物を食うし、戦車も飛行機も、それを運ぶ舟も鉄道も燃料を食う。そして兵器である以上、その全てが弾薬を消費する。その殆どの場合、直接の見返りは無い。実際の戦場では戦っているよりも、移動に掛かる時間の方が多い。例えば油田地帯を占領したからと言って、直ぐにガソリンが手に入る訳ではない。採掘施設を作り、精製施設を作りそれを安全に自国領へ運ぶ事が出来て初めて、油田を手に入れたと言えるのである。当然、最後の部分が1番難しいのは言うまでもない。見返りは数年以上経って、初めて手に入るものである。戦争とは、負ければそれまで、勝っても勝利を維持し続けなければ、かえって国力が疲弊するだけの、極めてリスクの大きな賭けなのである。しかし、平時では決して手に入らない、大きなモノが安易に手に入る様に見える為、指導者はつい手を出してしまう。戦争とは、決して負けてはいけないものなのだ!
ハ~イ!如何でしたでしょうか?
全8回に渡りお送りして参りましたが、こう見てみるとドイツに対して周りのヨーロッパ諸国が、いかに弱小国だったかが良く分かりますね!
画像は、ドイツの列車砲という兵器。
これぇ~、砲身って戦車みたいに回るのかね?じゃなかったら、一方方向にしか撃てないよね。しかも、線路の上だし。
この列車砲は、ヴェルサイユ条約で保有が禁止されたが、ドイツは代わりにV2ロケットや弾道ミサイルを開発し、実用化を成功させていました。因みに、この「ミサイル」という技術は、世界的にはまだ未知のモノだったので、条約の中には含まれなかったんです。
ジェット機は、敗戦間近で投入されてました。
意外にも、プロペラの無い飛行機が、既に開発されて実用化されてたとは驚きですよね!しかも、ドイツ軍の航空機のエンジンって、あのダイムラー・ベンツが提供してたんですってよ!しかも、ダイムラーの前は、あのイギリスのロールスロイス社のエンジンを搭載してたみたいです!後は、ドイツ軍の軍服も、現在も世界展開している紳士ブランドのヒューゴ・ボスが担当してたみたいです!
何だか、戦争の話なのにオシャレさを感じてしまうドイツ軍人。まぁ、他国の軍服を見てもドイツのは格式があると言うか、何かこうピシッとした着こなしがカッチョイイと言うか。
どうですか?意外と戦争の話って、視点を変えて見れば全然重くないでしょ?イタリアはバカだったけどな。w
戦争を「殺し合い」とか「正義と悪」とかのお決まりのイメージではなくて、もっと考え方を変えれば、また違う一面が見えて来ると思います。日常生活でも言える事ですからね。
仕事という戦場で戦っている諸君の健闘を祈る!
神の加護あれ!
Bluhe, deutsches Vaterland!
