久しぶりにあの人に会った。
会う前はなんかソワソワしていて
「髪の毛こっちのほうがいいかな」「服は気合い入れすぎない方が良いよね」
って色々考えてた筈なのに、会ったらものすごくどうでもよくなった。

前ならポンポン出せた筈の話題が全然出て来ない。
ごはんも余裕で食べられる(前はあの人の前では絶対ご飯たべなかった)
どうでもいい話は「どうでもいいなー」と流せる。

いつの間にか、わたしもあの人にすっかり興味を失ってしまっていたのだ。
自分で自分の心境の変化にびっくりした。
そうしようと思っても出来なかったのに。時間て残酷ですね。
他の女から電話かかってきて2時間も一緒にいなかったけど、もうどうでもよかったなぁ。
不思議。

意味のある不安感がこんなに重苦しいものだとは。

1ヶ月先のビジョンすら見えない。みんなが納得できる理由なんて、きっと見つからない。だってそもそも向いている方向が違うから。
何度となく忠告しているけど相手がそれを受け止めないならどうしようもないんだろうなぁ。

わたしは彼女に彼女らしい(役割でなくその人自身の)生活をしてほしいけど、それにはもうあの人は足枷(といったら語弊があるけど)なのだろう。
あの人がまいた種のせいで押しつぶされそうになっている現状があるから。

ただ「他人になってください」というのは結構酷な話だろうと思う。

 
「結構な頻度で料理をつくっているのに、食べたためしがない」
「むしろ一週間のなかで会うのが合計しても10分程度」
「そもそも物心ついたときから約束を守らない人だった」
「家族の都合でどっか行った事なんかあったっけ」
「誕生日にプレゼントをあげても大事にしないような人だった」
「そういえば去年あげたCDもどっかやっちゃったんだろうな」
「わがまま言って何かしてもらったことってあったっけ」
「学校の行事なんて学校に15年通ってるのに2回ぐらいしか来た事ない」
「しかも2時間ぐらいで帰ってたわ。あはは」

あの人の中ではわたしは3歳で、
料理は生のニンジン切るぐらいしかできなくて(3歳当時の料理スキル)、
我侭も言わないし勝手に独立してくし手がかからない。
手がかからないかわり、興味もないのだろう。
先日母方の祖母が「親戚が「お前は一体何を守りたいんだ?」と父に問うたところ「(父方の)実家」と答えた」と嘆いていたけ ど、『まーそうだろうなぁ』なんて思ってた。
前回の騒ぎのときも父方の実家の両親には何も伝えてなかったし。そもそも父方の実家でもまだわたしは3歳で止 まっている。


あー今更あの人に何を求めていたんだろうわたしは。
約束を守ってくれること?
家族を顧みてくれること?
そんなのとっくに諦めていたことなのに、むしろ「家庭なんかそんなもんだろ」と冷めていたのに。

わたしは何も出来ないの?出来ないか。いや、でも出来る?

というようなぐるぐるした気持ちを彼氏に言ったら『だからファザコンな上、年上が好きなんだね』と言われてなんだか合点。
相手はちょっと皮肉のつもりで言ったのかもしれないけど、「あーそっかー」と素直に受け止めてしまった。『うちも自営業だったからわりとそうだったよ』って言われたしね。そんなもんか。わたしが求めすぎなのか。
いくら考えてもわたしは自分の親をどう振り向かせるかの解法なんて見いだせないし、そもそもその解法があるのかすらわからない。
「俺は原材料だけど、加工はそっちで勝手にやってね」ってことなのかな。
大きくなればなるほど厭な面が見えて、家族の「形」がぼやけていることに気付いて、家族っていう存在が思ったよりもずいぶん脆いものなんだなぁって思ってしまった。
というグルグルトーク。よく2時間もそんな告白を聴いてくれたものだ。感謝。