【観察】
頭のなかに泡が飛ぶ
知りたいのは彼の心理
彼を形成するに至った分子をかき集めて
ひとつ残らず見てみたい
他人はそれを恋ではないという
興味、観察、憧憬の類いと
それでも良いから 歪んだ観察者
屋根裏で 天井で 押し入れで
潜んだ一挙手一投足まで
舐め尽くして堪えたい
指の痺れがはじけてる
知りたいのは彼の真理
彼の悲しみを創った弱点をつついて怒らせて
ひとつ残らず見てみたい
他人はそれを卑怯だという
嫉妬、悪意、憧憬の類いと
それでも良いのさ 歪んだ観察者
屋根裏で 天井で 押し入れで
鎖骨に潜む小さな傷まで
見尽くして絶えたい
他人はそれを変態という
興味、観察、憧憬の類いと
それでも良いのが 歪んだ愛情さ
君が怒っていないと良いのだけど
---------------------------------------
【雨咲く蕾】
窓にのこる
雨濡れた恋人寄り添う跡
どうしようもなく幸せな濁り
不潔に見えて目を逸す
恋はひしめく切り花
期限は決まっていた
咲いたままを把持することなど
できやしなかった
嗚呼、枯れてしまうなら お好きにどうぞ
白く煙る
季節の変わり目には傘が咲く
どうしようもない身体の濁り
不潔に思えて唾を吐く
恋は秘めたる押し花
重石を載せたまま
美しさを把持することなど
できやしないのに
嗚呼、脆く崩れる花弁 捨ててしまって
終わったことなど責めないで
期限は解っていた
もう一度蕾むことなど
絶対にないのだから
嗚呼、枯れてしまうから お好きにどうぞ
-------------------------------
【堕落論】
瞬きひとつでめまぐるしく
それぞれの道に走っている
光など見ないで すぐ堕ちていく
膝の上のぬくもり これが理想だったの
白と黒が混じる境をじっと見つめながら
したり顔しないために小さな誓いをたてた
季節は結晶のように
それぞれの形をつくって
溶けて流れて また繰り返す
膝の上のぬくもり これが心だったの
破裂しそうな心臓の音をじっと聴きながら
この愛すべき気持ちを君に伝えようとした
-------------------------------------
【希望の朝、嫌悪の夜】
自己反省 自己嫌悪
繰り返し また繰り返し
続いていくものです
学習しても しなくても
できても またできなくても
また朝はくるのです
通りかけた道路の色は赤
小鳥の群れに感情移入
待ちきれないで飛び出しそう
自己反省 自己嫌悪
夜になると また繰り返し
続いていくものです
頬を転がる粒は透明
踊る暗闇に感情移入
夢のなかにひらひら落ちる
学習しても しなくても
できても またできなくても
また夜もくるのです
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頭のなかに泡が飛ぶ
知りたいのは彼の心理
彼を形成するに至った分子をかき集めて
ひとつ残らず見てみたい
他人はそれを恋ではないという
興味、観察、憧憬の類いと
それでも良いから 歪んだ観察者
屋根裏で 天井で 押し入れで
潜んだ一挙手一投足まで
舐め尽くして堪えたい
指の痺れがはじけてる
知りたいのは彼の真理
彼の悲しみを創った弱点をつついて怒らせて
ひとつ残らず見てみたい
他人はそれを卑怯だという
嫉妬、悪意、憧憬の類いと
それでも良いのさ 歪んだ観察者
屋根裏で 天井で 押し入れで
鎖骨に潜む小さな傷まで
見尽くして絶えたい
他人はそれを変態という
興味、観察、憧憬の類いと
それでも良いのが 歪んだ愛情さ
君が怒っていないと良いのだけど
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【雨咲く蕾】
窓にのこる
雨濡れた恋人寄り添う跡
どうしようもなく幸せな濁り
不潔に見えて目を逸す
恋はひしめく切り花
期限は決まっていた
咲いたままを把持することなど
できやしなかった
嗚呼、枯れてしまうなら お好きにどうぞ
白く煙る
季節の変わり目には傘が咲く
どうしようもない身体の濁り
不潔に思えて唾を吐く
恋は秘めたる押し花
重石を載せたまま
美しさを把持することなど
できやしないのに
嗚呼、脆く崩れる花弁 捨ててしまって
終わったことなど責めないで
期限は解っていた
もう一度蕾むことなど
絶対にないのだから
嗚呼、枯れてしまうから お好きにどうぞ
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【堕落論】
瞬きひとつでめまぐるしく
それぞれの道に走っている
光など見ないで すぐ堕ちていく
膝の上のぬくもり これが理想だったの
白と黒が混じる境をじっと見つめながら
したり顔しないために小さな誓いをたてた
季節は結晶のように
それぞれの形をつくって
溶けて流れて また繰り返す
膝の上のぬくもり これが心だったの
破裂しそうな心臓の音をじっと聴きながら
この愛すべき気持ちを君に伝えようとした
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【希望の朝、嫌悪の夜】
自己反省 自己嫌悪
繰り返し また繰り返し
続いていくものです
学習しても しなくても
できても またできなくても
また朝はくるのです
通りかけた道路の色は赤
小鳥の群れに感情移入
待ちきれないで飛び出しそう
自己反省 自己嫌悪
夜になると また繰り返し
続いていくものです
頬を転がる粒は透明
踊る暗闇に感情移入
夢のなかにひらひら落ちる
学習しても しなくても
できても またできなくても
また夜もくるのです
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