ここのところ、甘いものばかり摂取している
黄色の蜜がしたたるマンゴー
若草のようなクリーム入りのシュー
いちご色の雪
負けてしまうよ、どうしても

しかし
どんな甘いものより あなたのその一口が
なんと甘美にうつることか!
アルコールのように注ぎ込むそれの
永遠と一瞬を同時に見たかのような飴色

やせ我慢をしてしまったこと
いまさら後悔してるんだよ
なんであの時、わたしを連れて行ってくれなかったの?
あの煙と酒と音にまみれた世界から
引きずり出してくれなかったの?
ずっと暗がりで目を凝らして
わたしを探していた癖に

いまとなってはそれも
夢のようなものです
きっとこんな口惜しさは時間の波にのまれて
ぐるぐるまきこまれて
飴のような形になるんだよ

口惜しいなら掴めばいいのに
馬鹿な女。