どうしよもなく体温が欲しくて。
ばさりと本が落ちた。
ぽとりと涙も落ちた。
相手は学生のころ大好きだった人だった。

嬉しいはずなのに
泣きながらする営みは
たいして気持ちよくもなかった。

泣きながらしたからなのか
単に相性が悪かったのか
自分勝手で
お互いをいたわり合わない営みなんて虚しい
出したか出さないかなんて
わたしにはどうだっていいこと

よくわからなかった
ほんとうによくわからなかった
ベッドの中で手を繋ごうとするその人の手を振りほどいて
いますぐ服着て電車に飛び乗って君に会いたいと思った
浄化してほしい、と思った


自分でやったくせに。


最低。


アバズレ。


こんなわたしを見て君はなんて言うだろう?
あの頃みたいに「弱気になるな」と笑ってはくれないよね
幻滅するかな?軽蔑するよね?


でも君が思いっきり傷つくところを見てみたい
嘘だよ
頭を撫でて可哀想っていってよ。