[男と女]

なんどもなんども目がさめて
悲しい汗に泣いているのさ
真夜中の靴音がドアをこじあけて
戻ってくるのを待っているのさ

男が幸せになるためには
女が居なくてもいいそうな

女が幸せになるためには
男が居ないとだめなのか

なんどもなんども泣き濡れて
冷たい枕で夢をみるのさ
真夜中の靴音が街に響いて
戻ってくるのを待っているのさ

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[ベッドとシーツのあいだ]

昼間だけど外が暗い
雲のあつさをおもいしってる
パンクロックに雨は
おもいのほか 似合う

あたらしい木綿のにおいが
君のくびすじあたりから漂って
わたしからも同じにおいがするのかな
なんて考えて ねむる

雨につつまれたこの部屋は
行き場のないひとたちの
終着駅のように ひっそりとしていて
ひそかに熱をもつ

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[無題]

いまさらどうこうするって
言いたいわけじゃないよ
そんな野暮ったい真似
わたしにはできそうにない

意識過剰なこの小指
絡めて離してまた絡める

ゆめの時間はもう終わったの
目覚めて芽生える新たな気配

いまさらすぎる均衡に
どうにかなってしまいそうだ
そんな女々しい真似
わたしにはできっこない

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[きみの雨音]

オリーブ色のパーカーに白いスカート
きみはいつでもそんな具合で
子供のように窓を眺めている

触らなくたって気持ち良いってわかる髪に
触りたくって仕方ない僕は
今日もひたすら喉が渇いてる

僕がパンをこねたりなんかしているうちに
真新しいブーツで
どこかへ歩いていってしまう

きみの足音ってまるで雨の道路みたいなんだ
しとしと、耳にのこる音
聴いているだけでも幸せだとはいえなくもない
そんな気がするんだ