[7月の呆然]
世界とあたしを隔離した事故

そう、あれは事故だったのだ
いまだに夢か嘘か決め兼ねているよ

あの時決め付け口調で話し泣いた君を
どうにかする術なんて微塵もなかった

ただ言葉だけが空にとけ
空しくなるだけさ
紫煙のように

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[ロマンチクス]

ふくみ笑い 透明な重なり

弾き出された 肩に陽炎
名前をつけた靴と 楕円を描く膝と
頭のなかをいかんともしがたい洗濯機がまわっているので

おもわず
ふくみ笑い 透明な連なり

放り出された過去に孵ろう
名前をつけようよ この小さな円に
頭のなかにいかんともしがたい漂流物が流れつくので

おもわず
目をそらしてしまったのです

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[枝の花言の葉]

そんな無駄な時間
さらさらと流してしまえ

みずに濡れたそのなにかは
妙な熱をもっているけど

いずれ私は 春の嵐を呼ぶ
そういう花びらの色は恋
うんと好きだと言ってよ

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[灰色]

「じゃあ一生使わない」
そんな答を飲み込んだ

わたしの心はいつも極端だ
黒か もしくは白か

手を離さないで欲しい
もしくは一生繋がないで

「じゃあ一緒にいてよ」
そんな言葉を飲み込んだ

駆け引きだけで繋がっている
黒か はたまた白か

手を繋いで欲しい
そして一生離さないで