春分の日の今日、久々に夫婦そろって私の実家へ。
案の定、私の父はどこかへお出かけして不在、いい歳してかなりの活動家で昔から単独行動が目立つ。
まあ、元気なのでなによりですが母は少々ご不満でいつも愚痴をこぼす。
「○○さんのご夫婦はいつも仲良く旅行に行ってるのに・・・」という具合。
「まあまあ」なんてなだめながら、実家でTVを視たり・・・。
さて、私は普段TVは全く視ないので、視る機会があるのはホント実家くらい。
んで、あらためて思うのですが、もうホ~ント下らない!
本来、視聴者に伝えなければならない現実がそこら中にころがっているのに、あえて報道しない。
出てくる話題はいかにも低俗なものばかり。
今、ゴムメーカーのT社が建築物の免震装置の件で各メディアから袋だたきにあっている。
なんでも、要求される性能に未達の製品をリリースし、それらが自治体や大病院の建築物に
既に多く採用されてしまっているとかで、その対応に追われているようです。
問題の出所はこの企業だし、当然責任は問われます。
でもね、同じトーン・切り口でその企業や個人をず~~~っと糾弾しても一向に問題は解決しませんよ。
こうやっていつも大騒ぎして終わり、でも毎度同じような問題が浮上しています。
これとよく似たことで思い出されるのが、もう10年くらい前でしょうか、建築物の耐震偽装事件です。
事件の渦中にいた建築士の人は結局亡くなってしまったけれど、問題の本質は解決されていないのでは。
また、少し前ですが某化粧品の使用により肌に白斑がでた事件、さらにインフルエンザ治療薬のタミフルの
薬害問題、そうそう薬害問題なんて他にもすご~くありますよね。
それぞれ事の経緯はいろいろあるでしょうけれど、一つ言えるのは製品を生み出す業界にはそれらに許認可
を出す所轄官庁がある、ということです。
一企業、一個人を糾弾するのはメディアの得意とするところですが、本丸は他にあるのではないでしょうか。
企業やメーカーは日々研究努力を重ね製品を世に生み出します。
当然、専門性の高いものになっているはずですが、おそらく所轄官庁にはそれらの多くが細部にわたっては
理解できないのでしょう。
つい企業・メーカーの知名度に安心したり、長年のつきあい(癒着)から許認可のハンコを押してしまうのでは。
そうなると、何か問題が起こるまでは欠陥があっても使用され続けるという、消費者不在の構造のまま。
「企業のコンプライアンス」がここ数年流行ですが、それは逆に言えば「企業まかせ」の傾向を助長する
ばかり。
もともと無いところから物を創り出す、というのは想像以上にエネルギーを必要とします。
万全に越したことはないですが、生産ラインに乗るまでのプロセスのなかで、何か手落ちがある
ということも実際のところ、ままあるのではないでしょうか。
それらをつねにウォッチして不備があれば指導するのが監督官庁の役目。
許認可権限を持つ所轄官庁のレベルを問うことも重要だと思います。
つづく