日本政府の尖閣諸島購入により、中国全土に拡がった反日デモ。
いや、デモというより暴動と言った方が正確である。
パナソニックの工場やトヨタのディーラー、平和堂などのデパートは焼き討ちや建物破壊、商品の強奪まで
起きている。
尖閣諸島に中国人がどれだけの「思い入れ」があるのか不明だが、実際のところほとんどの中国人が
尖閣諸島の正確な位置すら知らないのではないだろうか。
今回の暴動は明らかに背後に情報機関の暗躍があるはず。
中国に進出している企業の社員の正確な数は把握してないが、おそらく数万人、さらにその家族を含むと
何十万人の日本人が中国で暮らしているだろう。
とにかく今はできるだけ身を潜め、事態が収束するのを待つしかない。
ところで、日本企業が中国進出し現地で販売オフィスや工場、店舗を開いて久しいがこれだけ中国人
になじみ、中国人の雇用にも貢献している日本企業に対し、これほどまでにあっさりと反旗を翻し、
焼き討ちや強奪ができてしまう中国人のメンタリティーにあらためて戦慄を覚える。
1990年代、私が社会人に成り立ての頃、私の以前の会社はどの事業所も中国進出に向けて
鼻息が荒かった。
私の所属していた事業所は重電部門だったので、家電や半導体部門に比較して出遅れていたが
それでも当時のキーワード「中国進出」は会社の発展と同義語だった。
それで私の事業所も単独で中国に工場を設置することになり、それに関する業務で関係者は多忙を
きわめた。
工場を設置した後も、さらにそのマネジメントの問題やら商習慣の違いやらで関係者は忙殺されて
いたようである。
私は全くタッチしていなかったので詳細は知らないが、工場の生産が立ち上がった後でも中国人従業員
による不正や盗みが後を絶たなかったと聞いている。
それでも何とか中国にそういった足掛かりをつくることは、当時の日本企業には重要なことだった。
「バスに乗り遅れるな」
当時の新聞や産業誌に踊っていたフレーズである。
しかし、天安門事件から間もない時期、私はかの国で日本企業がやっていけるのかと不思議だった。
当時の中国の報道は行き交う通行手段はほとんど自転車。
なるほど労賃は安いだろうとは思ったが・・・。
あれから20年ほど過ぎ、中国はまさに様変わりしGDP世界第2の経済大国となった。
しかし変わったのは物質的な面だけで中国人の精神面は何も変わっていないことが今回の暴動
ではっきりした。
中国進出にやっきになっていた、当時の多くの経営者はこの顛末をどうとらえているのだろうか。
人件費の安さばかりに心を奪われ、ビジネスと割り切って中国に「日本の心」を売ってしまった結果
とは言えないだろうか。
中国人は何千年たっても中国人なのである。
もうそろそろ目を覚まし、故郷に帰ってくるべき時である。
日本の心を理解してくれる国はまだ他にある。

Diorを襲う単なる強盗団。もはや尖閣とは何の関係もない。

ベルタワーホテルも襲撃。組織化された犯行。
つづく