毎年この時期になると、とある所から「新入社員の意識調査」と題する資料が届きます。
大・中・小、様々な規模の地元企業アンケートをもとに今年度入社の新人諸君の「意識」を
集計したもの。
アンケートの設問に対する回答結果が毎年同じなので、資料が送られてきてもほとんど見ることなく
破棄していたのですが、昨今の日本経済の活気のなさを前にして、次世代を担う新入社員諸君の
意識がいつ変化をもたらすか、という点に最近興味がでて、この資料を今後見てみることにしました。
で、今年の資料に目を通すと・・・、やっぱり従来と同じでした、変化なし。
毎回ある設問:
「あなたは、仕事と家庭のどちらを優先しますか?」
1.どちらも重視・・・46%
2.家庭を犠牲にしない範囲で仕事を優先・・・37%
3.家庭重視・・・13%
4.仕事重視・・・5%
この設問自体、無理やり人生を仕事と家庭に分けて考えるように仕向けているのがあまりに古臭く
感じますが・・・。
さて上記アンケート結果ですが、「どちらも重視」って難しいですよね。
どちらも軽視になりがち。
2の「家庭を~」なんて意味不明だし・・・。
仕事重視5%ってアンケートとった会社の人事担当は頭にきませんかね~。
厳しい就職活動を乗り越えてやっと採用にありつけたわけで、それは「仕事への熱意」があったから、
ではなかったのか・・・。
採用決まったらそれでゴール?
この設問回答結果からは、私はこのような印象しか持ちませんでした。
「働くことについてどのように考えていますか?」
1.仕事を通じて技術を習得・・・28%
2.待遇がよければ苦労をいとわない・・・25%
3.働きがいがあれば苦労をいとわない・・・22%
4.人並みでよい・・・21%
5.楽な仕事がしたい・・・4%
1 についてはまあそんな動機づけでもいいかなと思いますが、それ以下については「本当に新入社員?」
と首を傾げたくなります。
なにかいいことあれば、まー働いてあげてもいいよって姿勢が感じられるのは私だけでしょうか。
他の設問には、自分らしさや個性を活かしたい、なんていうのが毎回登場しますが、はっきり言って
学校卒業してすぐのキミたちのほとんどには仕事に対して「自分らしさ」や「個性」など無い、と
断言しておきましょう!
つまらないと思える仕事や他人がやりたがらない仕事を日々愚直にやりつづけ、企業人として
基本的な知識や経験を積んではじめて、従来の職務に自分が「こうしたら良くなるんじゃないか」
とか「これは誰もしたことないものだゾ」なんてことを創意工夫することができ、それを第三者が
評価してくれてやっと「あの人らしい」とか「個性的~」ということになります。
今時面接で「私は~が優れています」とか「~に自信があります」なんて言わないと思いますが
アンケートを見るとそのレベルとあまり変わらない結果になっているようです。
この分ではまだここ数年は「一人前になるまで仕事命ですよ~!」なんて言う新人諸君はなかなか
出てこないでしょうね~。
つづく