ライオンやトラといった獰猛な肉食動物に比べ、シカやシマウマ、ヌーなどの草食動物の数は圧倒的に
多いことは皆さんご承知のとおり。
サバンナで日々繰り広げられる、生きるか死ぬかの壮絶なドラマの一場面をTVなどからご覧になる機会が
あると思います。
大群のなかから一匹のヌーがターゲットとなり、ライオンに追いかけられ最後は餌食になってしまいます。
私は以前からなぜヌーや他の草食動物は仲間を助けようとしないのだろう?
3,4匹のライオンなどヌーが大群で反撃すれば、たちまちのうちに撃退できるだろうに・・・と。
しかし現実は一匹がやられている間に他のものは逃げるか、あるいは現場からすこし離れているものは
依然としてそのまま草を食んでいます。
まぁ「動物というのはそういうもの」なのですが、基本的にその個体が直接的に危険を感じないと何も
行動をおこさないと言えるでしょう。
さて、昨日も茨城県沖で大きな地震が発生、震度5強の強い揺れがありました。
先日も震度5弱の地震があったばかり。
その直接的な被害もさることながら、福島第一原発の4号炉建屋が崩壊してしまわないかとても心配
です。
先日、その建屋の大型クレーンが撤去され、かなり重量的に楽になったとはいえ、全く予断を許さぬ
状況に変わりありません。
かりに燃料プールにヒビが入っただけでも、冷却水が漏れてしまえば核燃料棒はみるみる反応しはじめ、
最悪他の建屋の原子炉も巻き込んで爆発してしまうかもしれません。
そうなれば今まで経験したことのない、夥しい量の放射能が日本どころか北半球を覆ってしまいます。
ですので日本のどこにいても大差ないでしょう。
そんななか、政府は最重要課題として消費増税にむけてまっしぐら。
そんなことよりまずは世界中の英知を集めて、福島第一原発4号炉建屋の早急な補強をしなければ
なりません。
技術や人材の問題、さらに時間との戦い。問題山積です。
東京に直接的な危機が表れないかぎり無関心でいるつもりなのでしょうか。
サバンナのヌーの悲劇は一匹で収束しますが、この問題はその国のヌーの大群を全滅させるほどの
ものです。
私たちはヌーとしてではなく、理性と行動力のある人間として対処せねばなりません。
つづく