本日もどんよりとした天気。
時折、思い出したかのように雨が降っています。
このところ少し仕事が忙しく、ブログの更新も滞りがちです。
肩こりのせいか、ちょっとお肌も荒れ気味です。(笑)
やっと本日の業務もメドがたちました。
さて、このところ世界中で巻き起こっている事件、災害、政変などニュースに事欠きませんが、
ここにきて日本円が最高値を更新しています。
21日、NY市場では円相場が1ドル=戦後最高値の75円78銭に急伸、8月に記録した75円95銭を2ヶ月
ぶりに更新しました。
う~ん、留まる気配はありませんね~。
8月に確か、日銀が数兆円規模の市場介入をしましたが、ほんの一瞬、円安方向に振れただけで実質まったく
効果がなかったわけで、結局のところ「神様」でない限り為替操作なんていうのは無理。
以前は伝家の宝刀、みたいに言ってましたが・・・。
90年代、私が社会人になりたての頃、戦後最高値の79円台に突入したとき、私の事業部では今どころの
さわぎではありませんでした。
今までの慣習化された業務は抜本的に見直され、おのずと海外調達、海外生産に関する業務が圧倒的に
増えました。(もっとも、私たち新人の業務が優先的に増えたのですが・・・)
この期を境に一気に日本のメーカーは海外拠点を増やしたように思います。
さて、このようにすでに海外に基盤をもっている企業でも、いまなお日本国内で生産・輸出しているところも
多いわけで、トヨタなども国内でも生産をつづけ雇用を守る、という旨の話をされていたと思いますが、
今後72円台とも予想される円高に、果たして企業努力でどれだけ対抗できるのか・・・。
先日もパナソニックが薄型TV事業を縮小する、というニュースを聞きましたが、今後予想されることはメーカー
の商社化、ではないでしょうか。
以前の円高では、とにかく企業として何とかして今の事業を存続・発展させようと日本企業は海外に拠点を
つくりましたが、この空前の円高で企業としては生き残りのため、今後は自前の技術や工場の売却がすすみ、
ブランドだけを冠し、ほとんど海外の名も無いメーカーが作った製品、ということになりはしないでしょうか。
そして、一流メーカーにとってもはや「日本」企業である必要はなく、かつてのアメリカ製造業が歩んだように、
多国籍企業は変幻自在に時代のニーズ・環境に合わせて存続してゆきます。
そこでは、かつての日本の経営者、そして社員が一丸となって育んできた風土や理念というものはほとんど
顧みられることはなく、無機質なものとなるでしょう。
さて、この円高、今後のあらゆる日本の構造を変えるかもしれませんね。

写真は8月の記録更新時のもの。
つづく