私がある企業に就職した時、同期入社の者全員が1ヶ月間、研修ということで一ヶ所に集められ共同生活をしました。
研修内容は早朝に起床し、グランドに全員集合、一斉点呼の後、号令をかけながらランニング。
 
また、海に移動し、カッター(オールで漕ぐ、大きなボート)訓練。
 
建物の中では、各班ごとに毎日のテーマにとりくみ、代表者を決めて発表。一人一人役割があるので怠けることはできません。
 
整列をくみ、食堂へ行き、すばやくかきこむ。共同浴場も同じ要領。
 
明日の準備を終え、点呼の後、消灯。
 
事業部をまたいだ研修なので全国各地から来ており、休み時間はちょっとした異文化交流会でした。
 
研修当初は問題をかかえている人もいました。
ほとんど最近運動していない人、共同生活(相部屋)したことない人などは当初きつかったのではないでしょうか。
 
それでも研修がすすむにつれ、日焼けし、体もしぼられ、声も大きく、人をまとめリードしていき、研修当初には持っていなかったものを手にした人は多かったと思います。
 
もうかなり前からこの研修制度は無くなったようですが、今でもその時のことはよく覚えています。
 
あの1ヶ月はものすごく長く感じました。
 
すでに私はその企業を去り(ちょっと私用で)、業種も場所も縁がなくなりましたが、先日フッと研修以来の友人が立ち寄ってくれました。あまりの懐かしさに他の人をほったらかしにしてしまい顰蹙でしたが、人間というのは記憶を一気に呼び起こせるものだな~と思いました。
 
お付き合いの長い友人はもちろんかけがいのない人ですが、たった一ヶ月でも内容の濃い過去を共有した友人もまた貴重な存在ですね。
 
だから年配の方が戦友を想う気持ちなどは格別のものがあるでしょう。
 
フッと思い出した記憶を書いてみました。
 
つづく