私達がワープしてしまったのは21×〇年の東京。
地球温暖化が更に進み、東京湾の水位も30cm上がり、港の周囲は巨大な防潮堤で囲まれてしまいました。
CO2などの温室効果ロスも増え、人々は「常夏の街」を酸素マスクを付けて歩いています。
オゾンホールも北半球でも確認され、子供達は昼間の外出は禁止されることになりました。
こうした環境の変化に対応して各地域に広大な面積をもつドーム型のシェルターが建設され、人々の癒しのオアシスとして利用できる様な施設が内部に設置されています。
シェルター内は昔の東京と同じように、緑豊かで酸素が豊富にあり、地熱を熱源として適温が保たれ、四季を感じることさえできるように作られています。
老若男女がゆっくりくつろげる未来都市になっています。
そのシェルターの中にはSPA-Muも建っており、恋人達の「オアシス内のオアシス」として人気を博しています
各部屋には丸い球体が備えられており、一定の“時間限定”ではありますが、いかなる場所や空間にもワープできるように仕掛けられています。
厳しい環境から逃れて夢見る世界へ自由に旅立てるホテルとして、多くの人が利用する施設になっています。
こんな事を球体の中で考えていたら“帰る時間”が来てしまいした。
(N.I.様)
N.I.様、体験談をありがとうございました
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