2006/4/24 品川にあるSTRINGS HOTEL 『THE DINING』へ
憧れの存在でもあるステキ友だち智さんと一緒に
私のワインの師である内田さんに連れて行って頂き、とてもスバラシイディナーを楽しみました
このレストランは26Fのロビーフロアにあり、吹き抜けになった高い天井とまわりに水が張り巡らされた
開放感ある空間。
スケルトンのエレベーターが動いている様子が視界に入るのでちょっと落ち着かない感じもしますが、レストランの照明をかなり抑えてあるのとロビーに背を向けるソファー席に座らせて頂いた為か私はあまり気になりませんでした。
内田さんいわく「ここの野口シェフは天才」とのことで否応なく期待も高まります
内田さんはワインとフレンチをこよなく愛し、ご自身で本を2冊も執筆されるほど造詣の深い方です。
- 内田 増幸
- 心ときめく料理・ワイン・レストラン
- 内田 増幸
- 教養としての料理・ワイン・レストラン
フレンチのシェフまでも「参考になります」とおっしゃった程!
「フレンチは敷居が高くて・・・」とためらっていてもこの本を読めばどうやってフレンチ・ワインを楽しんだらいいかのヒントが見つかるはずです。かわいらしい奥様のエピソードもほほえましいので、ゼヒ見てみてください♪
迷子になって15分の大遅刻!!内田さん、智さん、お待たせしてごめんなさいっ
内田さんは何度かいらしたことがあるそうで、この日は「シェフのおまかせ」で春らしいコースが展開されました。
【ワイン】
食前酒:アペリティエフ
ポメリー スプリングタイム
細いグラスに桜色が美しい春季限定のロゼ・シャンパンです。
ピノ・ノワールを主体にシャルドネとピノ・ムニエをブレンドしているそうで、辛口のイメージが強いポメリーですがまろやかな味わいのやさしい1杯でした
白:ロバート・モンダビ シャルドネ ナパ 2002
熟したりんごのようなシャルドネの華やかなアロマとほんのりとした樽香、クリーミーさも感じるふくよかな白。かなり冷やした状態でサーブされ、一緒に頂いた栗とトリュフのあたたかな香りとベストマッチ!!
赤:シャトーレイソン クリュ・ブルジョワ・スーペリュール オーメドック
このワインはなんと日本のメルシャンが買い取り改良・改善を重ねたシャトーで、その成果が認められてクリュ・ブルジョワ・スペリュールを名乗ることが許されています。「ルヴィ・デ・ヴァン・ド・フランス」に特選新発見ワインとして紹介もされたこともある赤丸急上昇ワインです。カベルネ・ソーヴィニヨン:メルロ-=6:4で渋みも果実味も豊かでバランスがよい1杯。若めのヴィンテージでしたが渋みは豊かなのになめらかでこなれた感じ、メルロ-がやさしく包み込んでくれます。
イベリコ豚や雌鹿のような主張は強くないものの独自の香りのある肉にぴったりでした。
【お食事】前菜:Appetizers
白身魚のカルパッチョ ムラサキの野菜細切り添え
桜鯛の薄造りをゴマの風味のオリエンタルなソースでカルパッチョ仕立てに。細くカールさせた野菜(名前聞いたけど忘れちゃいました)を添えてありました。ムチムチの白身魚にシャキシャキした歯ごたえの野菜。歯ざわりの楽しい一皿!
前菜2皿目!!
フォアグラとコンソメのストライプテリーヌ (勝手に命名)
ハンガリー産のフォアグラもコンソメゼリーとの細かい何層ものストライプに仕立ててあると濃厚でありながら軽やかさもある楽しい一皿に。マンゴーとパッションフルーツの濃厚な甘酸っぱさがやがてやってくる初夏の香りを運んでくれました。
前菜3皿目!!!
Taraba Crab & Tokyo Udo Salad served with a Tarrargon-scented Tomato mixed Consomme Jelly
タラバガニと東京ウドのサラダ仕立て エストラゴン風味のコンソメ添え
絵のような盛り付けの美しい一前菜3皿目!!立川産のうどに担がれていたのはふんわり甘いタラバガニ。インゲンを乗せてマスタードのソースをまといクリーミーながら食感と刺激にちょっとしたパンチが。センターの主役をコンソメゼリーとグリーンのお豆が上下から挟み撃ちでサポートします。
スープ:なんと前菜4皿目!!!
栗のトリュフポタージュスープのかくれんぼ(勝手に命名)
ほっくり焼かれた栗と薄切りの栗のチップとトリュフが入ったお皿がサーブされ、後からトリュフの香りのポタージュスープを栗が隠れるくらいにたっぷりと!本日のお皿の中でのマイベスト!!季節的にトリュフの香りはやや控えめでしたが、栗を口に入れた時の甘やかなにおいや白のワインの華やかさと相まって、香りのマリアージュが素晴らしかったです!
リゾット:
うにのリゾット
うにとパルメザンチーズのまったりとしたコラボレーション。海のものと山のもの、それぞれ独自の風味のあるもの同士が、イタリアのお米に出会って仲良しになりました。
これは内田さんが「うにはどのタイミングで入れているの?」と聞いたリゾット。なるほど、たしかに半分熱が通ったもののジューシーさの残ったうに。これを入れるタイミングは難しそうです。ちなみにうには出来上がって盛り付ける直前に投入されるそう。
Fish Dishes:
桜鯛のソテー スナップエンドウと春野菜
桜鯛の皮のサクサク感と白身のあまさがひきたった一皿。ここまで本当に春らしいお料理がたくさん♪
スリムで小食な智さんはもうおなかがいっぱいになってきたそう。確かに結構たくさん頂いてますね(^^;
お口直し
イチゴのグラニテ
華奢なカクテルグラスにちょこんと盛られたイチゴのシャーベット。グラニテともシャーベットも違うものすごい滑らかなイチゴ!!思わず「こんなシャーベットにしてもらえるなら、イチゴになってもいいw!」と思ってしまったほどおいしかった。私の人生で一番おいしいイチゴシャーベット
Meat Dishes:雌鹿か豚か→豚をセレクト!
Iberico Pork Char-grilled & Stewed, served with Pomme Puree &braised Spring Cabbage
イベリコポークの2種の料理方法で 新ゴボウ風味のソース ナッツ風味
同じ素材を使いながら、まったく違う味わいを見せるシェフの遊び心が生み出した一皿。ひとつはやわらかく絶妙に火を通してからスライスし、春キャベツとベーコンを炒め合わせたものに乗せて、もうひとつはじっくり煮込んで脂を落とした肉をクリーミーなマッシュポテトに乗せて。キャベツの甘さは感動もの!
Dessert:
フルーツのオリエンタルスープ
かわいらしい2層のグラスにたっぷりと張られたジャスミンティーにシャーベットとスイカ、メロン、きんかん?、きくらげが遊んでいます。さわやかで軽やか。みんな結構おなかもいっぱいになっていたけれど、こんなデザートならおかわりしたい!
Dessert2品目:
オペラの新解釈
チョコレートケーキのオペラって知ってますか?ビスキュイ・ジョコンドという専用に焼いた生地に、ガナッシュやモカシロップを塗り何段も重ねて金箔を飾ったケーキのことで、時間を超えて愛される素晴らしい古典菓子です。「ザ・ダイニング」のオペラは、パーツは全て古典に忠実ながら黒いプレートの上で自由に舞わせた遊園地のように楽しいデザート!パティシエの自由で豊かな想像力に感服し、濃厚ながら軽やかさ自由さを感じさせる今日のコースの締めくくりにふさわしい一皿だと思いました。
お茶はカモミールベースのハーブティーを
本当に素晴らしい料理!そしてキビキビとしていながら親しみも感じる居心地の良いサービス!
3人で会話を楽しみながら、あっという間の夢の時間でした
内田さんの本職は料理関係ではありません。とても真面目な仕事で評価の高い会社で経営に携わられています。とても紳士でまっすぐなお人柄で、ちょっぴりチャーミングなところもあるステキな方です
人生の楽しみ方をしっていて、それをまわりの人にも教えてくれる人です。社員のみなさんのことも大切にしていらして、内田さんの会社で働いている方は幸せだと思いました。
智さんは、とても美しい人
そして、アーティスティックな感性とオーラのある女性で、私の憧れでもあります。今回は智さんの正義感にも触れて、ますます好きになってしまいました。
私は常々、「出会い」というものは人生の大きな大きな宝だと思っています
内田さんと出会わなければ、ワインの素晴らしさやフレンチの愉しみを知らなかったし、一緒にいろいろな話をしながらグラスを傾ける時間の豊かさを知らなかったでしょう。
智さんと出会わなければ、美しさにおごらず背筋を伸ばした生き方のすてきさに触れることはできなかったかもしれません。
3人ともそれぞれ仕事も年齢も違うけれど
一緒にいるととてもくつろいだ気分で楽しい時間をすごせます。
出会いって本当に不思議だし、素晴らしいものですね♪
そんなステキなお2人とのステキな時間に感謝しつつ、私もそんなステキな人になれるよう、背筋をのばして一歩ずつ歩いていこうと、明るくて前向きな気持ちになった素晴らしい夜でした