2009年初ブログです。

去年の今頃に日光サーキットに見学に行って、「サーキット走行してみたい!」なんて目覚めちゃったんですな。
1年は早いもんです。


さて、先日ハーネスを交換してサーキット走行に必要ない部品をいろいろ外してます。
ハンドルのクラッチ側のスイッチボックスも外したいのですが、1点だけ問題が・・・。

スイッチボックスには、チョークレバーもくっついているので、レバーを移設しないとボックスは外せないのです。


今回はチョークワイヤーを加工して、レバーを移設しましたので紹介します。

まずはチョークワイヤーを取り外します。
キャブが2個あるので、途中でワイヤーが2本になる部分があります。
ちょっと力を入れて引っ張ると、写真のように分解可能です。
中央の白い樹脂製の部品で、レバー側のワイヤー1本とキャブ側のワイヤー2本を接続する構造になっています。
週末はバイク屋さん?


白い樹脂製の部品を取り外すために、ワイヤーのタイコ部(白い樹脂製部品にひっかかる部分)を取り外します。
タイコとワイヤーはハンダ付けで固定されているだけなので、ハンダを溶かせば外すことが可能です。
ワット数の高い半田ごてでもいけるかもしれないですが、今回はカセットガスを使うガスバーナーで熱して外しました。
右の写真が取り外したタイコです。
週末はバイク屋さん? 週末はバイク屋さん?


バラすとこんな感じです。
ワイヤー以外の部品は全て再使用しますので、なくさないようにします。
週末はバイク屋さん?



交換するチョークレバーはキタコ製のものを使いました。
スクーターに社外のビッグキャブを装着する際に使うもののようですね。
週末はバイク屋さん? 週末はバイク屋さん?


このまま使えればいいんですけど、インナーワイヤーのアウターからの突き出し量が全然足りませんので、アウターを短く切断して、対応していきます。

タイコを切断してインナーワイヤーを取り外し、アウターをニッパーで切断しました。
切断部はグラインダー等で平らにしておいた方がいいと思います。
週末はバイク屋さん? 週末はバイク屋さん?

さて、いよいよ組立てです。
外していたインナーを組込み、「再使用する部品」を組込んだ後で、タイコを差し込みます。
タイコを差し込んだ後、ワイヤーを少しほぐしてあげることで、ハンダが流れ込み易く抜け難くなると思います。
タイコのハンダ付けは、「ステンレス用フラックス」を十分塗布した上で、ワット数の高い半田ごてで行って行きます。
自分は100Wの半田ごてを使いました。
最後に、ワイヤーのはみ出し部分をグラインダーで削って完成です。
週末はバイク屋さん? 週末はバイク屋さん?



レバー(ケーブル)が完成しましたので、車体に組込んで行きます。
キャブからの2本のケーブルと、作成したケーブルを接続すればOK。
レバーは、ラジエターの脇に取り付けました。
週末はバイク屋さん? 週末はバイク屋さん?


これで、ハンドルのクラッチ側スイッチボックスも撤去できました。
もうちょっとケーブルを短く作って、フレームにチョークレバーを取り付けた方がスマートだったかもしれないですね。
まあその辺は暇な時に再度・・・。


ケーブルの加工を覚えると、いろいろ便利ですよ。

でもクラッチやスロットルのケーブルを加工する時は、十分注意してください。
ハンダ付けが不十分で、走行中にケーブルが抜けちゃったりしたら・・・((゚m゚;)
怖い怖い。



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