先日無事にプラグコードの分解ができましたので、硬化していたケーブルを交換していきましょう。



今回はこちらのキジマ製シリコンケーブルを購入してきました。



ケーブルの先端5mm程の位置で、ケーブルの被覆のみを切り落とします。
芯線まで切らないように注意してください。



分解時取り外した丸い金具に芯線を挿入し、芯線を折り曲げます。
 


金具と芯線をしっかりハンダ付けしていきます。
ハンダが盛り上がる位たっぷり流し込んでください。
前後バンク分の2本を作成します。1mのケーブルで10cm弱余りますね。
 


プラグキャップのプラグ挿入側から、ハンダ付けしたケーブルを通して行きます。
キャップ内部にシリコンスプレーを少量塗布することで、ケーブルが容易に通せました。
ケーブルを通したら、右写真の部品(抵抗?)をキャップ内に挿入します。
 


最後に真鍮製の部品をキャップ内に挿入し、マイナスドライバーでねじ込んで固定すれば完成です。
 


前後バンク分の2本を作成します。
前バンクはケーブルが長いので、キャップだけでなくケーブルにも少量シリコンスプレーを塗布しておくと挿入しやすいです。



最後にコイルと固定する為の樹脂パーツ等をケーブルに写真の順番で組込んでいきます。
ケーブルの一番右側に挿入されているゴム部品が劣化していましたので、NGKケーブルジョイントの部品を分解し、交換してあります。
 


今回は純正のプラグキャップを使いたかったのと、コストを抑えたかったので、ケーブルのみを交換しました。

下記のようにプラグキャップとケーブルがセットになっているものも市販されています。
低抵抗をうたった商品もありますから、性能アップの為にそちらを選ぶのもいいでしょうね。

パワーケーブル / 102°

¥2,940
NGK

ツインコア シリコンプラグコード / 汎用102度

¥2,793
スプリットファイア

ノロジーホットワイヤー

¥15,435
ノロジー


キャップとセットとなった上記商品を使えば、コイルから古いプラグコードを外して新しいプラグコードを取り付ければ完成です。
但し、1点だけ注意があります。
純正のケーブルや今回購入したキジマ製シリコンケーブルの直径は7mmですが、低抵抗をうたっている商品のケーブル直径は8mm以上のものが多いです。

コイルのコード差し込み部を拡大して8mmのケーブルが入るようにしたり、ケーブルの被覆をカッターで削ぎ取って7mmにしたりする工夫が必要です。