骨折した作業所利用者さんのリハビリ
8月末に室内で転倒骨折した作業所の利用者さん、
当初は手術しなくても、たぶん大丈夫とのことで通院治療していたものの、
どうも骨が動いて、うまくついてくれないとのことで9月末に手術。
それから、約1か月のリハビリの末、
10月の終わりに作業所に復帰しました。
もともと脳梗塞による半身まひがあり、杖を使っての歩行。
でも、入院生活をしている中で、みるみる筋力が衰え、
長い距離を歩くことが難しくなりました。
私たちの作業所、ワークホーム海の実(うみのみ)では、
クロネコDM便の配達をしています。
この利用者さんにとっては、この作業はもともとリハビリの意味もありました。
でも今回、骨折入院 ⇒ 院内リハビリを経て退院にはなったのですが、
不安なく、毎日の作業に取り組むほどの回復ではありません。
もともと、まひがある場合には、
院内のリハビリの効果にも限界があるようです。
ですから、今後は作業所で作業を続けながら、
筋力が戻るようにサポートしたいと思います。
でも、配達の時には疲れて座り込んでしまうことも考えられるので、
しばらく、車椅子で付添いをしたいと思います。
そうすれば、ちょっとでも疲れた時、
車椅子で引き返すこともできるので。
あまり手を出しすぎるのも、
当事者にとってはプラスにならないし、
突き放されても寂しくなるし、
見守るって、そんなに簡単なことではないですね。
時には、じっと見ていることが苦しくなることもあります。
特に、不登校とか、ひきこもりの支援の場合には・・・。