ひとりではなにもできない
「私はひとりではなにもできない。みんなに支えられている」
と障がいのある知人が言った。
当事者からすれば、そのまんま、偽りのない気持ちなんだろうと思う。
でも、すごい言葉だなと思う。
私も何気ない拍子に、
「人間なんて、ひとりではなにもできないものさ。みんなに支えられているんだ」
なんて、言うこともある。
でも、その言葉は、
自分でやろうとしたことがうまくいかずに、自嘲気味に表現されたもので、
決して、言葉通りの意味ではないことが多い。
「私はひとりではなにもできない。みんなに支えられている」
生きているのではなく、生かされている。
ひとりずつではなく、支え合っている。
そのことへの深い自覚と感謝の思い。
私の知人の言葉にはそんな重みがあった。
私よりずっと若い、その青年の言葉にハッとした。
今年の反省はたくさんあるけど、
ひとりではなにもできないこと、
みんなに支えられていることをいつのまにか忘れている、
そのことを最大の反省として、新しい年を迎えたい。