障がいのある子どもの苦手な疑問文 | 不登校の子ども、障がいのある子どもの学びの場☆スペース海

障がいのある子どもの苦手な疑問文

きょうは

「言葉の発達に遅れのある子どもに対する有効な質問」

というテーマで記事を書きます。



英語の疑問文にはいくつかのパターンがあります。

例えば、Yes-No疑問文とか、WH疑問文とか、選択疑問文とか。


それぞれの疑問文に答える時の難易度は

私の直観的な判断としては、

WH疑問文は答えの言葉を探す必要があるのだから、

やっぱり1番難しいのでは・・と思ってました。


Yes-No疑問文はイエスかノーかを答えればいいし、

選択疑問文だって、

「この車はあなたのですか、彼女のですか?」というように

基本的には2択であるわけだから、

やっぱりWH疑問文が1番難しいと思っていました。



でも、言葉の発達に遅れのある子どもの場合には

この判断はそのままあてはまらないように思います。

(もちろん、この場合は日本語での質問に対する答えという意味です)



子どもたちがまず返せるようになるのは、

だれが(WHO)という問いに対する答えであり、

なにを(WHAT)という問いに対する答えだと思います。

それから、いつ(WHEN)、どこで(WHERE)と続いていきます。

WH疑問文の中でも、なぜ(WHY)とどのように(HOW)という問いには

なかなか答えられるようになりません。


その理由はだれ、なに、いつ、どこでという問いの答えは

基本的には1つに決まり、問題文の中に答えがあります。


でも、なぜ、どのようにという問いの答えは、

問題文の中に隠れていることはあっても、

そのまま答えにならないことが多いのです。


そして、意外なのは

Yes-No疑問文や選択疑問文というのは、

なぜ、どのようにと同じくらい正確に答えるのが難しいこと。


それは1つには実際にYes-No疑問文で尋ねられる頻度が

極めて低く、めったに子どもにそんな聞き方はしないという

という状況があるため、答え方に慣れていないということがあります。


また、Yes-No疑問文に答えるというのは、

実際はかなり総合的な判断を必要としています。

だから、読み取りの問題で

「つぎの文章を読んで正しいものに〇をつけなさい」

という形式の問題はかなり苦手です。


「言葉の発達に遅れのある子どもに対する有効な質問」

ということですが、

よく子どもに「なぜ・・なの?」

「○○?、それとも△△?、どっちにするの?」という

聞き方をすることがあります。

でも、子どもの側から見ると、

その問いに応えることは決して簡単な訳ではないということです。

答えが返ってきても、正確でないこともよくあります。

それは有効な質問ではないんですよね。


つづきはまた今度。