ボク、怖いよ・・・ | 不登校の子ども、障がいのある子どもの学びの場☆スペース海

ボク、怖いよ・・・

障がいのある青年が訪ねてきた。

「ニッタさん、ボク、怖いよ・・・」

「なにが、怖いの・・・」

「ボク、死んじゃうかもしれない」

確かに、昨年の暮れから、ちょっと体調不良。

でも、そんなに深刻な状態ではないと思うけど、とても不安らしい。


彼との会話で感じたのは、

死を意識できる、死を意識して不安になるって、すごいことなんだなということ。


お母さんにも、お父さんにも、兄弟にも会えなくなると思ったら、

不安になる・・・よね。


生きている以上、いつかは命の終わりが来る。

それは前提なんだけど、日常ではそんな思いは心の奥底。


まだ若い彼だって、いつか命の終わりを迎える。

( もちろん、私だってそうだけど )

そんな時、どう寄り添ってあげたらいいんだろう。


そんなことを思っていたら、

ふと、宮沢賢治の「永訣の朝」という詩がどこからか浮かんできた。


   けふのうちに

   とほくへ いってしまふ わたくしの いもうとよ

   みぞれがふって おもては へんに あかるいのだ

   (あめゆじゅ とてちて けんじゃ)

   ・・・・・・・・・・・・・後略


賢治が最愛の妹の最期を看取る詩なんだよね。

すごい詩だなあ、まるですべてが結晶のようにきらきらしている。

・・・思い出した。30数年前、私は宮沢賢治のこの詩について卒論を

書いたんだった。



話は戻るけど、

障がいのある人の最期をどう看取るか・・・これも私の課題だと思っている。

また、ゆっくりと死をどうとらえるかも書いてみたい。