波乗りが教えてくれたこと。 | SPACE SURF BLOG ~風の便り~

波乗りが教えてくれたこと。

ないものねだりの僕たち人間は

 時に
隣の芝がよく見えたり


時に
昔の方が良かったと過去に思いを馳せたりする。



今あること

今いることの

有り難さや素晴らしさは

何かその人の中で大きな事が起きたり、

誰かに言われたりして

初めて気付かされることの方が多い様な気がする。


その時っていうのはきっと今のことなんだ。



今、普通に過ごしているこの瞬間は、

実は、凄い偶然の集まりの先にあるようなもんだと僕は思ってる。


今いる

 という有り難さに気付けた人は、


今ある
 全てに


感謝しながら謙虚に生きられるだろう。


僕は波乗りからそれを学んでこうして泳ぎ着いた。


自分が今置かれた環境は決して偶々なんかではなくて。


沢山の然の上にあること


必然
 天然
 偶然

 きっと
 そういうことだろう?


近くのお寺の黒板にこんな事が書いてあった。

『今、ある環境を生きられねば例え環境を変えたとしても生きられない。』

 心にズンときた。 
 
何かを始めるのにも
 やっぱり

継続は力だ。

情熱は大事だ。

でもそれをブレない様に保ち続ける心が一番大切だ。
 
 一過性ではく

心を燃やし続ける薪を探し、焚き続けなければダメだ。

 
波乗りのスタイルなんてものは

 決して難しいものなんかじゃなくて

十人十色が当然。

波を滑るその人の生き様や心の状態が

 波の上や

滑りゆく後ろ姿なんかにきっと現れるんだろう。

そう思ってる。


上手いも下手も

長いも短いも

全然関係ない。

今現れた

目の前の波を
 
どれだけ感謝して
どれだけ楽しんで乗れてるかどうかだ。

たった一言の挨拶で全てが始まることもある。


街から離れ、人波から離れ

海の中で偶然出会った仲なんだ。

みんなが笑顔でいられたならば

それだけで海の水は澄み

海が僕らをこの先へ導いてくれるだろう。

 そしてきっと

毎日が明るく楽しい波乗りになるだろう。

そう願いながら

僕は笛を持ち 波に乗って吹いている。

2011然という今を
心から楽しんでいる。