人は空っぽの時がある
何もかも出し切った後ならば
その反動で沢山入ってくるので
一時的になくなってしまっても
すぐ、なみなみいっぱい

ほら、溢れるほど注がれて
もう満タンになっている

注意すべきは
必死になって減らさないように
ゆっくり歩む人
蒸発したりして
少しずつ量が減っていくのだ

あるいは、そのバケツの底に穴が空いていて
一向に水が貯まらない
どんなに注いでも、注いでもらってもである

少しずつ
勢い無く出ていくと
静かに空っぽになる
当然水を注ぐ力も無い

そうなったら人は
誰も彼も信じる事が出来なくなる
信用されなくなる

そういう場合は
穴が空いている事を理解したうえで
注いであげなくてはならない

いくら注いでも貯まらない
そう理解したうえで
注いであげるのだ
満タンになるその日まで