百貨店の賑わう広場で
家族とお菓子を食べていると

隣に座った小太りのおっさんが
1人でふらっとやってきて隣に座った
家族連ればかりの中で
何か飲んだり食べたりするでなく
ただ、そこに座っている

暫くして
集金袋のようなボロボロの入れ物から
札束を取り出したりしまったりを繰り返し
暫くたってから
数え始めた
だいたい30万円くらいだろうか
何度も扇のように広げて数えている

そして
ゆっくり立ち上がり
去っていった

星人の事情はよく分からなかったが
とてもストーリーを感じさせてくれた