夜の街にバイクが爆音をならしながら
疾走してきて
すぐ横を走り抜けた

日付を跨ぐような時間帯だったので
ご近所迷惑にあたる

それを見ていた女性2人

片方の星人が
バイクに乗る真似をしながら
ブンブンぷぁ〜ん
と声を出しながら
バイクにのる真似をして見せると

もう1人も
プァーンと高い声で発生しながら
スラローム

それが中々しつこく
長い間繰り返していたので
隣で歩いている私は
何故か恥ずかしくなった

知り合いだと思われないように
少し歩くスピードを落としたが
丁度星人達もスラロームを始めて
スピードが鈍くなったので
より知り合いっぽくなってしまった

人生中々思い通りにはいかない物だ

楽しそうにはしゃいでいる2人が
少し羨ましかったのかもしれないが
私もプァーンとやりたい衝動にかられ
自分の不思議な対抗心に困惑してしまった