駅構内の
いまだかつて開いた所を見た事が無い扉
その前に立つ星人が

おら!帰ったぞ!
開けろ!

怒鳴りつけている

なんで開けないんだ!こら!
開ーけーろ!帰ったぞ!

しかし、お父さん
そこは多分開かないんじゃないかな
そう話しかけたくなる程
その扉は開かずの扉感が出ていて

それでも
本当に星人の家じゃないかと思うくらい
ぶつぶつ、こらこら
と、説得を続ける星人

ここにアリババがいるならば
扉を開けれるだろうに
開けた所で財宝はないのだろうけれど
宇宙船はあるかもしれない