ダイヤモンドをちりばめたような
ギラッギラのバック

黒ずくめでスラッとした背広の星人は
サラリーマンに見えるが
手に持っているギラギラのバックは
ピクニックバックのように分厚かった

赤頭巾ちゃんが
ワインやおばちゃんへの食事を入れているような
そんなバック

パリコレモデルのように
カッコよく道路の真ん中を歩いている
黒縁のメガネがキラリと光り
路地裏の闇夜の中へ消えていった

ただ
ギラギラしたバックだけは
暗い夜道でもよく分かった

ギラギラのクリスタルをちりばめた
サングラスを愛用している知人がいるが
ああいった物を着用すれば
少しは気持ちに変化が出るだろうか
意外と良いかもしれない

なにより
夜道でも車に轢かれなさそうだ