さてさて、昨日の続き、フィリピンの心霊手術を受けたお話です。
興味津々で待って下さっている方もいらっしゃるようでお待たせしました。
ホテルが用意した施術室に入ると先生ご夫妻がにこやかに迎えて下さいました。
友人のルディアは、家族と共にもう5回も受けているのですっかり落ち着いていた。
私は、まだ、ドキドキ気味だったので、彼女に先に受けてもらい、
心霊手術の模様をまずは観察させてもらうことにした。
私は、許可を得て、施術ベッドや先生の周りをじろじろと何も見落とさない注意力で見て廻った。
施術が始まると、ヒーラーの手がスーと滑らかに静かにルディアの腹部に入っていった。
彼女は笑っていた。
生まれて初めて見る光景に「痛くないの?」とわたしは思わず訊いた。
彼女は、「ぜんぜん、痛くないわよ」といつもの笑顔で答えた。
私は、ちょっと混乱して…と云うか、
昔、TVで観た同じシーンが今、目の前で繰り広げられている・・・
しかも、笑っていてもお腹から真っ赤な血が流れだしているではないか!?
それをアシスタントの奥様が忙しそうに水で洗い流しタオルで拭きとっている。
私はまたしても先生の立っている周りを360度歩き出した。
赤い血はどこから出ているのかしっかり見ておかなくっちゃ。
お腹から流れ出している!
ああ、やっぱり、どうなっているの?どういうこと?
ルディアは終わると、”すっきりした”と云って爽やかな笑顔でベッドから降りた。
”ね!大丈夫よ!”とケロッとしている。
いよいよ、私の番である。
目の前で、問題がないことは分ったけれど、
だからと云って、稀なチャンスに恵まれたぞ、のワクワク感は持ち合わせてはいなかった。
けれど、私は案外、度胸があるというか、男っぽいところがあるというか?
好奇心旺盛なところからか、こういう場合、恐怖感はそれほどなく躊躇せずにベッドに上った。
先生の両手が私のお腹に、おへそより少し上の所にスーと入って消えた。何事もなく。
手が人のお腹に入っていったのに・・・何事もなく、である。本当に。
痛みは全くなかった。違和感も気分の悪さも、体の他の部分に痛みもない。
何てこと! どうなってんの!ですよ。
でも私の心は静かだった。 やはり、ヒーリングなのかも。
こういうこともあるのね。と思っていたのだろうか?
一回の心霊手術に手がお腹に消えてゆくのは一回だけ…だったように思う。
次に先生は、私の顔を強い力でマッサージのように指で押して流した。
押された部分は、このところ自分でもエネルギーが停滞していると感じていた箇所だったので、
触られながら納得した。ちゃんと解ってらっしゃる、と。
今、当時を思い出しながらキーを打っていると、うろ覚えになっているのかな?
という点もありそうなのに気付いた。
顔のマッサージが終わった途端に、私は大泣きを始めた。
ワアーワアーワアーワアー 子供の様に周りを一切気にもせずに大声で泣き続けた。
20分くらい泣き続けていたように思えた。
泣きながら自分で分かっていた。
ヒーリングが起きたことを。
顔に溜まっていた感情が噴出したことを。
やっと、泣くのが止むと、先生は、
”溜まっていたネガテイブな感情を出しましたので解放の涙です。”と説明して下さった。
この頃は、カルマの解消のパートナーシップで葛藤していて、
大変な学びの真っ最中で、感情が沢山溜まっていた時期だった。
とても納得して、先生を信頼できた。
頭でなく、ハートで先生の言葉に共鳴した。
そして受ける前の体調の悪さ…この日はいつになく重苦しかったのが、すっきりと変わった。
先生に、私は左が卵巣嚢腫なのですが、と言うと、”取り出しましたよ”と言って下さった。
傍で付き合ってくれた友人のルディアにこの偉大な体験をさせてくれたことに感謝のハグを。
あとの1時間ほど、別の部屋でゆっくり横になって休憩をしてこのセッションは終わった。
その後、この先生は、
6ケ月後にフランクフルトの別のオーガナイザーの家に来られた時にお知らせを下さり、
私は、そこで計5回の施術を受けることが出来た。
その大きなお宅では、ロシアからの癌患者さんや大勢の方が
待合室になった居間で順番を待っていました。
人生、何でも体験ですね。
面白かったです。
最後に受けた時、初めて左腹部の内部に微かなギギッと云う刃物がかすめたような
痛みとも言えない小さな感触を感じた。
やはり、しっかりお腹に手が入っているんだわ!この感じはその証拠だわ!と思いました。
このフィリピン人の先生は、”フィリピンでは国が学校を立てて私達の様なヒーラーを育成しています。
私も指導者の一人です。
そして世界中で活躍しています。”と、話して下さいました。
日本へは何故来ないのだろう?とちょっと残念な気持ちになりましたね。
こういったことには、日本は案外批判的、オープンではありませんものね。
ルディアに感謝。
彼女、今頃、何をしているかな?
これまでお読み下さり有難うございました。
鎌倉市のヒーリング サロン
ヒーリング・スペース SARITA
小宮 陽子
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